まだ外は暗い時間。

水車がコトコト回ります。

パン屋のパパさん、お仕事しています。

 

生地の成型をしていると、何やら背中に視線

窓をみて「ぎゃ~っ」

慌てて飛び込んできたのは、ハスキーさん

「いや~ジム ごめん ごめん」

「びっくりさせないでよ。なんでこんな時間に?」

「トラックの荷台に乗せて貰って

下の道路に着いたら、店の電気が見えたのさ」

「ジムこそいつもより早いじゃない」

「新作考えてね、寝ていられなくて」

「ふわ~っ 帰って寝るわ。何時ものとっておいて」

ハスキーさんアクビしながら帰って行きました。

 

店内に立ちこめる良い香り

開店準備、ママさんもお手伝い。

 

「うん いい感じだ」

「あら 可愛いじゃない。」

お客様がみえました。

ピアノのRose先生です。

「おはようございます。いらっしゃいませ」

「まあっ 可愛いこと」

パパさんニコニコしながら「新作なんですよ」

「そう 今度孫がきたときに。何時ものいただくは」

 

 

 

可愛いお客様がみえました。

「あれ~?ない。動物パンは」

「ごめんね 今日のは売り切れたの」

「え~~っ食べたかったのに」

「ごめんね 明日はたくさん作るよ」とパパさん

「ごめんね。そこのお値引きするから」とにっこりママさん

「わ~い これも可愛いからいいかな」

 

パパさん「明日も早起きかな」

窓にはカーテンしておこう。