突然の抗がん剤と云うフレーズ

色々な検査を終えて暫くすると、私の診察となりました。

いつも通り私と父さんは、診察室の中に入って行きました。

椅子に腰かけるとT先生は、膀胱内部の画像を見せてくれました。

モニターに映る今まで膀胱がんがあった所は、通常の膀胱内部と同じで、相変わらずきれいなピンク色のままでした。

私は、ほっと一安心しました。

お父さんも同じ気持ちだと感じました。

T先生は続けて、「検査の結果は、特に問題はありません。左側の腎臓が機能していない為か、若干クレアチニンの数値が低いのですが、そんなに変化している訳ではないので様子を見みましょう。また、中性脂肪とコレステロール値が高いのですが、薬を飲む程ではないので、食事に少し気を付けて下さい。」と、言いました。

淡々と検査結果を話すT先生に、やれやれと思っていたその時、全く予想していなかった言葉が発せられました。

「おはなさん、抗がん剤を視野に、これから治療を進めて行こうと思いますかいかがですか?」

「抗がん剤!?」

私とお父さんは、顔見合わせてしまいました

突然の抗がん剤と云うフレーズに、うろたえてしまった私は、何と返事をしたら良いのか戸惑ってしまいました。

それでも私は、一呼吸おいてから、「家に戻り家族と相談してからでもお返事は宜しいですか?」と、何とか返事をする事が出来ました。

私とお父さんは常々、診察室の中でどんな状況になったとしても、直ぐに結論を出すのではなく、一旦持ち帰り、相談してから結論を出す事に決めていたので、返事が出来たのでした。

その返事に対してT先生は、「ご家族で良く相談して下さい。」と言ってくれました。

その後「以上です。」と云うT先生の言葉で、この日の診察は終わりました。

 

 


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