摘出手術の提案をどう回避するか悩む

前回のB病院での診察から数ヶ月が経ちました。

私とお父さんは、診察の日を迎える頃になると、今回はどのような診察になるのかと云う話をする様になっていました。

私とお父さんには、T先生からの提案(両方の腎臓、尿管、膀胱の全ての摘出手術)に対して、その都度、場当たり的な対応をしていくしか術がありませんでした。

継続的に診察をして貰う病院がB病院しかないと云う理由から、摘出手術を断ると云うより、現状維持のまま様子を見させて欲しいと先延ばしの言葉を並べて、T先生の機嫌を損なわない、ギリギリの線で対応して来ました。

摘出手術はしないと決めてはいましたが、T先生からの提案を聞くと、決心が揺らぎ気持ちが滅入りました。

私はお父さんに、「もう病院には行きたくないよ。行っても、気持ちが苦しくなるばかりで・・・今は体も元気だし診察に行かなくても大丈夫ではないかな?もし悪くなったら悪くなったで仕方がないと思うのよね・・・」と言いました。

お父さんは、「今まで、何のために頑張って来たんだよ。次回、先生から何を言われる分からないけれど、直ぐに答えを出さず慎重に対応していけば良いんじゃないか?」と言われてしまいました。

膀胱炎の症状が治まらず、検査をすれば膀胱がんと言われ、更に詳しく検査をすれば、左側の腎臓は殆ど機能していないと告げられ、両方の腎臓、尿管、膀胱の全てを摘出する旨を長年に渡って提案(説得)されて来ました。

度重なる血尿の毎日に、こんな状態で生きているのなら、いっその事、T先生の提案を受け入れて全てを摘出した方が楽になるかもしれない。

そして実姉の様に人工透析になったとしても、癌と云う恐怖から逃れられるだけで、どれだけ精神的に楽になるだろうと投げやりな考えになった事もありました。

B病院での診察直前になると、私とお父さんの会話は熱を帯び、お互いに感情的になっていきました。

 

 


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