改めて、膀胱と腎臓を取られた方が良いと言われる

今回から、お父さんも一緒に、診察室でT先生の話を聞く事になりました。

前回、B病院を退院する前日に、T先生から、いずれ膀胱と腎臓は取らなくてはならないと云う話があったのですが、今回も、そのおさらいの様な感じでした。

T先生は、「再発が思ったより早くなっている事と、出血を伴っている事からして、転移する前に、膀胱と腎臓を取られた方が良いと思います。転移してしまうと、手術が出来なくなってしまいますから、よく相談してみてください。」と、仰いました。

私は、ある程度の覚悟はしていたものの、出血さえ止まれば、何とか膀胱と腎臓を取らずに済むのではないかと考えていました。

今回の一番の心配は出血で、お薬を飲めば出血が止まると分かったので、まだ、T先生の膀胱と腎臓を取ると云う提案は選択はせずに、様子を見ようと思いました。

私が色々と考えている間にもT先生の話は進み、一通り済んだ所で、私とお父さんは診察室を出ました。

会計を済ませて、お薬を処方して頂いた頃には、お昼近くになっていました。

お父さんは、「久しぶりに何か食べていこうか?」と、言ってくれましたが、私は早く家に帰り、お薬を飲んで出血を止めたかったので、そのまま帰宅することにしました。

お父さんがいつにない真剣な表情で!

帰宅するなり、直ぐに昼食の支度をして、食事を摂り、お薬を飲みました。

これでやっと出血が止まると、安心してソファーに横たわっていると、お父さんが私の所へ来て、見かねた様に、「今日、先生の話があってから、色々考えたけど、娘の友達のKさんに教えて貰った所に行ってみよう。今まで何回も言ってきたけど、今回は本当に、早いうちに、行ってみよう。」と言って来ました。

私は、お父さんの気持ちを分かっていましたが、何かあれば、B病院のT先生が助けてくれるし、まだ治療で治る見込みが皆無ではないと思っていましたし、先生が以前仰った『様子を見てみましょう。」と云う言葉に、微かに期待を持っていたのです。

ですから、またいつもの様に、「そのうちにね。」と返事をしました。

すると、お父さんは、いつになく真剣な表情で、「そんな事ばかり言っていると、膀胱と腎臓を取らなければならなくなってしまうぞ!膀胱と腎臓を取らなくても済む為には、今、何とかしなければならないんだよ!兎に角、おまえに先に死なれては困るんだよ・・・」と言いました。

その後も、色々な事を言って来たので、「行くだけなら良いけど、私は健康食品とか、そう云ったモノは嫌いだから、出来れば飲みたくないのよ。相談だけにしてね。」と、譲歩してしまいました。

以前から、娘とお父さんに、しつこく言われていたので、一度だけ行きさえすれば、二人の気持ちは収まると思いました。

 

 

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