食卓を楽しいものにしたい
そう意識したのはいつ頃だったかな?と思うと、
子どもが1歳になって
私は転職して1年目。
育休から明けて
久しぶりに外で働くということにワクワクしていたけれど
慣れない環境でお仕事でいっぱいいっぱいで
お料理を楽しむことなんて忘れて
生活を維持するのが精一杯だった日々・・・。
一生懸命働いて、育児をしていた時期も
それはそれで楽しんでいたけれど
満足していたわけではなく、
「この生活がこれからずっと続くのかな」
とそんな風に感じることもしばしばありました。
私がしたいことって何だろう?と鬱々とした気分。
時間があれば、SNSで丁寧な暮らしをする人たちを見て
「あぁ素敵♡」と癒されたりしていました。
私にとっての丁寧な暮らしは、
お料理を大切にすること。
旬の食材を味わうことや
出汁をとったり、調味料を自分で作ったり
昔ながらの竹ざるや蒸籠を使うこと
挙げるとキリがないけれど・・・
もともとお料理は好きだったけれど、
日々の生活に追われる状況になって
やっと自分のしたい暮らしを見つけた感じです。
なんだかすぐにでも叶いそうなことかもしれないけれど
日々、家族にお料理を作って
家族団欒の食事を楽しむことってなかなか難しいなぁ
と感じていました。
お料理って、いらいらしていたり、忙しなく作ると
味わえなかったり、食卓を楽しめない
だから、お料理を楽しめる自分になりたかったんだと思います。
そうは言っても何の知識や経験もなく、
日々の暮らしは忙しい。
すぐに暮らしは変えられないので
できそうなことだけはじめてみました。
まずは市販の塩麹を買ってお料理をしてみる。
すると、お肉がしっとり柔らかくて感動したのを覚えています。
そこから塩麹を自分で作るようになり、
かき混ぜるのめんどくさいなと感じる日もあったけれど、
私がしたい暮らしにまつわる欲求が少し満たされていたから
塩麹を作ることに小さな幸せを感じていました。
そうそう、
ただおいしいだけじゃなくて
体に良いこと
これも大切にしたかったこと。
少しずつ食卓を意識しはじめた時期。