百人一首歌占 3/3の心がけ わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟 参議篁 60 海のように広く深いあなたの思慮を、全て言葉にし、伝えるときです。腹の中を包み隠さず、信頼できる人にはさらけ出すのです。そして、1つ1つの懸念点、山のようにみえる課題を把握しましょう。あなたの器と気高さが、他の誰にも背負えない試練を引き寄せます。それはとても責任が重く、苦い水にも思えるでしょう。真実を知らない人からは軽んじられることでしょう。しかし、受け入れ、寡黙に突き進め、時を待てば、あなたは必ず、望むものを手中におさめているのです。 危ない橋と思われる場所にも足を踏み入れること。手応えのある未来に恵まれます。直面する課題の本質、状況を掴んだ後は、自らの手で解決するのではなく、決定権のある人に共有し、判断を委ねることが不可欠です。彼らはあなたの心強い味方で、彼らにとっても、あなたは手放せない存在です。とはいえ、味方であること、親密な関係は、周囲に悟られないよう、注意を払わなくてはいけません。 天照大神の声、尊い人の声に耳を傾けること。その姿勢と、教えを受ける場を保ち続ければ、あなたの願いは叶うでしょう。 幸運のお守り:菊、橘 力をいただける聖地:隠岐、梅宮大社 「古典の知恵いろは」 異彩を放つ小野篁が、嵯峨天皇の命で隠岐へ旅立つ際に詠んだ和歌です。小野篁は、遣唐使、災難から引き起こされる未来の問題に気づき、嵯峨天皇に苦言を呈します。そして、問題を穏便に解決するため、周囲に異変が起きないよう、物事が継承されるよう、彼は隠岐に身を隠すこととなります。重圧を背負い、月日を待つことで、好機を掴むことになり、隠岐から戻ったあとは、第一線で活躍しました。 小野篁は、あの世とこの世の番人として活躍した偉人。閻魔大王の右腕と讃えられていました。先見の目により重宝され、畏敬の念を抱かれたのでしょう。先見の目や直感に優れる人は、その力を信じて歩むことです。なお、小野篁の血をひき、雨乞いの和歌、歌占で人々を救った女性が六歌仙 小野小町です。 古典エデュテイメント「72候の百人一首歌占」より http://hyakuninisshu.jp —————— 【歌占とは】 伝統文化 和歌を介し、神様から神託をいただく、神様と対話する方法。百人一首をはじめとする和歌は、神様の心が宿る依り代のひとつ。神様の言葉、神託として、古より愛され、重宝されていました。古事記では、出雲の神 スサノオが、愛する女神 稲田姫をヤマタノオロチから救った際に求愛の和歌を詠んでいます。歴史上の偉人 額田王、小野小町、空海らは、神々の意思を和歌に詠み、天地を動かし、人々を救いました。八代集(古今和歌集から新古今和歌集までの8つの勅撰和歌集)には、神祇歌や神楽歌として、神々への祈りを捧げる和歌や神々の声を表現した和歌が記されています。 また、ユネスコ無形文化遺産 能楽の演目「歌占」では、神託を受けたい者に短冊に記した和歌のうち1つを選ばせ、和歌に秘められたメッセージをもとに吉凶や質問への回答を神の導きとして伝えています。歌占を継承する聖地といえば、明治神宮。明治神宮では祀神である明治天皇・昭憲皇太后の和歌のおみくじ、歌占で、今日のこころがけや、生き方の知恵をいただくことができます。 朝のテレビ番組の運勢。雑誌の今月の運勢。手にとる占いの書籍。神様にお祈りし、お願いをして悩んだときに相談に行く先。見渡せば、日本独自のものではないものに頼り、それが、当たり前となっています。だからこそ、今、歌占、日本古来の伝統文化である和歌、百人一首、神道で、生き方の道しるべをお伝えし、日本の素晴らしさを未来へ繋げていきたいと思います。 神社仏閣や神棚で祈り、願う方、古事記や神様が好きな方、伝統文化・伝統芸能が好きな方、日本が好きな方には、ぜひ神道ゆかり、日本古来、そして日本独自の歌占を日常と人生に取り入れていただければ幸いです。 クールジャパン・ワールド・トライアル事業ミラノ採択(主催:経済産業省 委託先:BSフジ 事務局:朝日広告社) 百人一首歌占の体験、カウンセリングはこちらから
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日本酒アンバサダー・古典エデュケーター 大濵彩花さん(@sakeambassador)がシェアした投稿 -