◎ふるさとを思う神々の志、出雲の神様会議
出雲で、毎年、これからの国づくりの会議をする神々。それぞれの地を守り、役目を担い、志をたて過ごした1年を神々が振り返るのが、神在月。父神母神は元気だろうか、友である神はどう過ごしているだろうか、過ごしたのか。故郷は、変わらないままだろうか。味わった苦労、悲しみ、痛み、成したこと、成せなかったことを、神々は心を通いあわせ、想い合う。1年を労う。そして、それぞれ、さらなる使命を背負い、別れ、志を果たす地へ戻り、励む。
因幡の白兎、国生みの山々、舟、大事な川。忘れることができない場所、想い出がつまった愛しい故郷を片時も離れられようかと、望郷の念を神々は皆、胸に秘めている。1年、また1年と、月日は過ぎていく。出雲で、故郷で同志と再会できる神在月を、ただただよりどころにして生きるしか、選択肢はない。
神々は、志、夢が完成した時、故郷へ帰ることができる時を、いつの日か、いつの日にかと願い、直向きに、国づくりに挑む。しかし、彼らの夢は夢のまま。叶う日はいまだ、こない。叶えたい、作りたい世界を、ずっとずっと、夢みるだけだ。
神々の志が、巡り、恵り、いつか、叶うとすれば、神々が故郷へ戻れる日がくるとすれば。それは、神々の志を共に背負い、歩み、形にできる器の日本人が神々と同じ数、増えたとき。神々の二の腕になれる、なろうとする人が、溢れかえるほど、各地で、育ったとき。
そう、この国は、国づくりは、神々とともに生きる私たちの手にかかっている。使命に気づき、魂を磨き、真意に命と向きあう。それこそが、生きる意味であり、日本の神々の夢、志なのだ。
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兎追いし 彼の山 小鮒釣りし 彼の川
夢は今も 巡りて 忘れ難き 故郷
如何にいます 父母 恙無しや 友がき
雨に風に つけても 思ひ出づる 故郷
志を果たして いつの日にか 帰らん
山は靑き 故郷 水は淸き 故郷
ふるさと
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ふるさとを翻訳しました。歌詞の真意に気づいたとき、日本、神々の偉大さに感動し、心が奮い立ちました。この国を支える神々の気持ちが伝わり、ひとりひとりが自分らしく、人生を歩み、志を果たせますように。
古典エデュテイメント|百人一首 歌占
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