【読書メモ前編】「有名人になる」ということ:勝間和代

現代版源氏物語を執筆するにあたり、
編集者より色々とおすすめの本を教えていただき(課題本として与えられる。笑)、
おかげさまで読書するのが楽しい日々◎


◎「金スマ」で特集されるまでは続けようと心に決めました。坂東眞理子さんをはじめ多くの人の本が「金スマ」で取り上げられることによってミリオンセラーになっていたからでした。  


◎有名人になるということを、「いろいろな人とつながり、その人たちと信頼関係をもつチャンスである」ととらえ直すと、有名人になることの本質ざみえてくるような気がするのです。


◎人の信用を得るのはとてもたいへんなことです。しかし、有名になることによって、相手がメディアを通じてこちらの言動を見てくれて、そのなかで、「この人ならだいじょうぶ」という心証をもってくれるのなら、こんなにすばらしいことはないと思います。


◎わたしたちの人生の98%は運で決まり、その運とは人づき合いで決まると、わたしは考えています。


◎別にわたしは、おもしろいことが言えるわけでも、相手をエンターテインできるわけでもないので、ほんとうにこのような人たちに会わせてもらっていいのかと考えることもありますが、自分に言えること、やれることが、少しでも相手のチャンスをひろげられるのであれば、そして、わたしもまた、相手からチャンスをひろげてもらえるのであれば、それが何にも勝る無形財産だと考えます。


◎有名人が言ったことについて批判をするということは、その有名人よりも自分のほうの見識が高いこと、あるいは、ああいう有名な人でもこのような勘違いをしているということを指摘できることになりますから、選択理論心理学でいう「力・支配」の欲求を満たせるのではないかと思うようになりました。


◎自分の欲望や発言欲を満たすために相手を傷つけてしまう人がいる、そして、自分も知らず知らずに同じことをしてしまっていることがある、だから、そういったことは互いの人生が交わってそれについて、膝をつき合わせて解決しなければいけない関係でない限り、「そういぅものだ」とやりすごすのがいいのではないかといまは考えています。


◎「有名になる」ということは、その人の名前がブランド化するということであり、ブランドというのは、これまでの顧客体験や顧客価値をまとめたものであり、ひたすら信用力、信頼性の表れでしかありません。


◎わたしが求めているのは、不特定多数の批判者ではなく、わたしのミッションを理解し、協力してくれる同志なのです。


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