10/20-21の「クラヤミ食堂 恋バージョン」、
恋のフルコースを目隠しで堪能する大人の食卓イベント。
年内最後ということで、残席わずか、大人気な模様。
http://chefsbank.jp/kurayami/koi2012.html


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このクラヤミ食堂を手がける、博報堂、
こどもごころ製作所の第五回 こどもごころサロンの議事録です。


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◆概要
【第五回「こどもごころサロン」
 ~個人の想いや喜びや好意が元になってうねりができる時代~】


誰にでも好きなものがあると思います。
知らないうちに熱中してしまうようなこと、
それに取り組んでいるときは理屈抜きに喜びを感じるし、
同じことに熱中している人たちとの関わり合いは、それ自体がとても楽しい。

そこで働いているシステムは、いわゆる市場原理とは違います。

たとえば、
マスマーケットとは無縁な、地域の特異性に根付いたこだわりの手作りのモノ、
そしてそれを作り出す生産者の活動と、その活動がつながってうねりになった運動体。

喜びがあり、想いがあり、自発性があり、誇りがあり、助け合いがあり、つながりがあります。

巨大資本で動く巨大市場とは全く違う文脈がそこにはあります。
日々の営みとも言えるようになったソーシャルメディアの文脈に乗って、
本能的に人と人の想いや喜びや好きがつながり合って、
決して巨大ではないけれども
脈々と心の一番大事なところをつないでいく・・・。

今回は、こうした想いや喜びやこだわりが、個人の活動をどう突き動かし、
今後はどういう方向に進んでいくのかをみなさんでお話できればと思っております。
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◆ゲスト

今回は「とくダネ」生CMパーソナリティ、
和文化&日本酒のコラボイベントや酒蔵ツアーなどを企画、主催していらっしゃる
フリーアナウンサー あおい有紀さん

東京カレンダー「ふたりでしっぽり 酒と肴」の、
『美食家10人が思わず唸ったあのつまみ』で、
三重の地酒、半蔵の山廃純米と岩清水豚のスペアリブのマリアージュを
紹介していらっしゃります。

12月に双葉社から創刊のお酒にまつわる情報誌にも登場とのことで、
発売が楽しみです◎

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今回は、もつ福 赤坂店で、利き酒をしながらの楽しく美味しいサロンでした。

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◆日本酒とあおい有紀さんとの出会い~恋こがれ 

7年前から、山梨の酒屋さんの田植えに参加、
都内の日本酒イベントに足を運ぶなどで、

好みのお酒を知る→酒蔵にいく
→知っていくうちに魅力のある世界だと気づく
→もったいない、日本酒の魅力を伝えようと使命感をいだく
のサイクルで日本酒活動の道へ


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講義は利き酒のお時間含め、1時間30分。
ウェルカムドリンクは、岩手で自然放牧 無農薬の野シバを餌にした
牛から搾る生乳「中洞牧場牛乳」。

+、奇跡のりんごの木村秋則さんとのコラボの「奇跡のリンゴヨーグルト」。
こちらは限定100本がすぐさま完売御礼となった噂の逸品。
http://nakahora-bokujou.jp/blog/blog/news/10151/
いずれも、前回ゲストの、S-factory & Co.  工場長 尾崎 典明さんのプロデュース。

前回の議事録はこちら
http://ameblo.jp/ohamaayaka/theme-10057880076.html

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美味しさにうなりながら利き酒タイムに向かう準備を経て、
あおいさんがプレゼン、参加者と会話のキャッチボールをしながら、
講演が進んでいきました。

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◆日本酒のイメージと楽しみ方

参加者の共通認識は
「学生時代に一気飲みで悪酔いするイメージ」
→そのイメージが強く、日本で飲まれている日本酒消費量は7%と少ない

実際は
「正しい飲み方をすれば 気軽に楽しめる」

しかし
「そのイメージを払拭する場、飲み方や楽しみ方を伝える場が少ない」
→日本酒の魅力を伝えるべくあおいさんが白羽の矢をあげる

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◆価値や魅力があるにも関わらず「理解されない」「伝わらない」もどかしさ

その要因の1つには、
伝えたいことが伝えたい側に伝わるコミュニケーションになっていない」こと、
つまり、「売り手のメッセージが買い手の心にささり、売り手が求める行動
「購入」に繋がる」というまでいたらない「壁」がある
ことだなと、感じました。
ここはPRのプロの博報堂の出番ですね。

埋もれてしまっている、光をあてたい「宝」はたくさんあって、
その「宝」は地場産業や文人や着物など、人により違うでしょうが、
あおいさんにとっては「日本酒」が「宝」ということ。

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心や志がリンクした参加者の方も多かったようで、
「もったいない」「なんとかしたい」と発するあおいさんの想いに、
共感する様子をみせる参加者が大半でした。

参加者のある方にとっては「地域」や「生産者」、
私にとっては古典、伝統、文化、人などで、対象は違えど、
「想いや喜びやこだわりが個人の活動をどう突き動かすか」
というキーを垣間みた瞬間でした。

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◆解決策を様々な切り口で提案

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その「想い」を形にするために、
毎年5、6人が選ばれる国内海外に日本酒をPRする「酒サムライ」に
叙任したあおいさんが、組合と一緒に手がけけたり、
ご自身の活動でアピールしている解決策はこちら。


・【正しい飲み方(使い方、ルール)を伝える】
日本酒の飲み方 
→悪酔いしない飲み方を伝える/すきっ腹でのまない/
ペース配分を考える/氷をいれないやわらぎ水を飲む(日本酒1に対し3)
→お燗酒がおすすめ


・【固定概念を覆す「 新しい魅せ方」で興味をひく】
「日本酒カクテル」の飲み方が増えていること、楽しみ方を提案
exソーダで割ったりライムをしぼったり牛乳でわったり 自由にアレンジ可能

「モダン酒道」 口内調理 日本酒を含み料理にもかけいただく楽しみ方
→口の中で旨味が広がる 日本酒をはさんで楽しむ
ex日本酒をかき氷にかける

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・【生産者(現場、担い手)の生の声を届ける】

「消費者が一番美味しいと思う飲み方で楽しんでほしい」という、
酒蔵さんが増えていることを情報発信

「消費者」と出会う場のプロデュース
ex「かぐら くらくら さかくらツアー」
早池峰神楽(ユネスコ文化財) 震災復興をかねての公演×日本酒イベント 
1週間で満席!!


・【口コミ力の高い層(女性)へのアプローチ】

1:夏酒meetsゆかた女子@丸の内 
女性で浴衣を着て日本酒を楽しむ会のプロデュース

2:450日発酵の、唯一の発酵和スイーツ「くずもち」とコラボイベント
バターでこんがり焼いて、醤油をかけて食べると日本酒とあうなど話題提供
→日本酒×○○(心をくすぐるコンテンツ、話題)で、距離感、敷居を低くする

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◆日本酒の魅力を発信する担い手の今

他、初代「酒サムライ」の松嶋さん、
本場フランスで星を4年連続取っている方の活動、
「フレンチ&日本酒を楽しむ会@Restaurant-I」もお伺いしました。

松嶋さんは、フランス政府からの芸術文化勲章、
北野武監督、坂本龍一さん、隈健吾さんなどが授与されている名誉勲章を
授与されていらっしゃります。
酒サムライ」には、嵐山吉兆の方など、
京都の下鴨神社で叙任式、素敵です。
http://www.sakesamurai.jp/

組合の認知度をあげること、
「酒サムライ同士」のネットワークを作ること、
ボジョレヌーボのように盛り上がる日本酒の日を作ること、
様々な想いをめぐらし、あおいさんは精力的に活動していらっしゃります。


あおいさんの想い、人柄、アナウンサーとしての聴く力、ひきだす力を生かして、
まさに、今回のこどもごころサロンのキーである、
想いや喜びや好意が元になってうねりができる時代」ならではの取り組み。

・石川県の日本酒「ひやおろし」がテーマのイベント・トークショー
・平清盛&兵庫の日本酒(龍力)の会
・酒蔵ツアー(千葉 広島 栃木) 
・来年2/2,3 福島1泊2日 酒造ツアー主催


など、日本酒の魅力、地域の魅力にせまる講演でした。


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◆日本酒を堪能する大人ごころなサロンタイムへ




今回、7酒類を利き酒しました。

らでぃっしゅぼーやの緒方社長が、本醸造以外全て協賛くださるという太っ腹。
本醸造、純米吟醸生、純米、純米大吟醸、山廃、古酒。スパークリングにごり

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ラベルの読み方、四季を通じた日本酒の楽しみ方、翌日に残さない飲み方を
教えていただきながら、いただきました。




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7種類を比べると、色がこんなに違いました。
味ももちろん。


軽部さん
「影響力のある個人が核となり情報を拡散する時代」

尾崎さん
「専門家でない人が別の視点で伝える事が大事」

と、締めの言葉が酔いと共に場に広がりつつ、
「個人の想いや喜びや好意が元になってうねりができる時代」のエッセンスを
身をもって体感した「こどもごころサロン」でした。

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◆参加者の感想

『私も「食」の産業に身を投じておる身ですが、いままで日本酒というものには、
向き合わってこず現在に至っておりました。しかし、これをきっかけに少しずつでも
勉強できたらと思っております!』

『僕みたいな単なる呑兵衛にも火がつきましたよ!日本酒をこよなく愛する人間として、
一歩、前進しようと心に決めました。』

『「こどもごころ』には日本の本来の感性、感覚という意味もこめられているんですよ。
日本酒は、ど真ん中のテーマといってもいいくらい!』」

『日本酒の魅力を伝える使命を感じてご活躍されているご様子が、
颯爽としていて素敵でした!』

『講演も非常にわかりやすく、面白かったです!』


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次回も、とびっきりのゲストがいらっしゃるであろう「こどもごころサロン」。
期待大、です◎◎