(*゚▽゚)ノフォルティシモで始まりデクレッシェンドで落ち着くピアノの導入部分がとってもきれいで、初っ端から曲を聴く集中力が高まる。なんと、このピアノは真野恵里菜自身の演奏であるのだと後で知ってびっくり!「マノピアノ」ってタイトルもとても腑に落ちる。

歌い方はとても実直らね。イン・テンポで音符に忠実。テンポが終始緩やかで、特殊な技法(ビブラートとかレガートとか)も使っておらずイノチェンテで歌っている。だから、華やかなポップスに聴きなれていると合唱部員が歌ってるような素朴さを感じてしまうかも。

ところがこの曲、実はとても難しいのだ。

Aメロの終わり「水をあげたの」のところは、「あげたの」の4語で音程が1/4音づつ3段階下げるという相当難しいメロディになっている。(「たぁの」ではなく「あげ」と「たの」で3つ下げてる。)
ここを真野は、レガートも使わずイノチェンテの曲調を崩さずさらっと歌う。

また、Aメロ→Bメロの間やサビのリピートのとこ(「今すぐあなたに」→「あいたいよ」のとこ)なんて、ロングパートでブレスのタイミングがない。

だからこの曲は「イン・テンポで楽譜に忠実に、イノチェンテで実直に歌う」というのが、とてつもなく難しいのだ。

イノチェンテで実直な歌は真摯だから、聞いている人の心に強烈に残る。
30代以上の方なら、辛島美登里や岡村孝子を知ってるよね。2人ともイノチェンテで実直ながら、心に残る歌を世に出したポップスのエキスパートだ。

彼女達の代表曲である「サイレント・イヴ」や「夢をあきらめないで」と「マノピアノ」を聴き比べてみてよ。一致するところが多分にあるでしょ。

真野恵里菜は彼女達に匹敵する才能をもっている。1人でレーベルを作り、リサイタルで客を呼べるとんでもない実力派なのら。

まったく、ハロプロはこんな逸材をどこからみつけてきたのら~~~!!