昨日発売開始の


村上春樹の新刊『街とその不確かな壁』が


頼んでいた楽天から今日届きました。




色々溜まっていた買い出しの第一弾をしてきて


やっとゆっくり時間になったので


さっそく読み出しています。







村上春樹の本はいつも、


読み進めるのも読むのを中断するのも


どちらにしても


もったいなくなったりするのですが笑




そんな葛藤を感じながら、



でもいつの間にか


その世界観に浸り出して


余計なことが頭から消えてく。





ただただ黙々と


静かな時間を過ごしています。










20歳に


村上春樹の本に出会って、



掴みきれなかった自分自身を


なんとなく掴めそうな



曖昧で


でも確かな


不思議な感覚になって。





自分を見失いそうな時、



何度でも


『風の歌を聴け』や


『1973年のピンボール』


を何度も何度も再読して。






“確実に掴めるもの”ではなくて


“掴めないけど


そこに存在するもの”があることの


安心感を感じてきた。








この世界の全てに


必ずしも理由があるわけではないこと。



それでもそこに存在するということ。





何もかもに


原因や答えがあるわけではないんだと



それがとても


ホッとできた。












そんな“掴めないもの”を“掴んだ”感覚。






今のわたしの立ち位置の


土台になっています。













『街と、その不確かな壁』は


もともとは


『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の


習作的な作品。




それを手直しした今回の


『街とその不確かな壁』。





『世界の終わりと…』も


とてもとても大好きな作品なので


そういう意味でも今


この作品を読むのが楽しみ。


















さて。


読書の時間です。