高校生の頃

進学先を考えるとき、


地元に残る友だちも多い中で


わたしは

そんなことも念頭にないままに

県外を選んだ。





国立クラスだったくせに

私立でもいいと


なにも

怖くなんてなかった。









あの強さは

どこからきてたのかな。












最近漫画で

「君に届け」と「青のオーケストラ」にはまり。



週末は

全30巻の「君に届け」を2回も読んで。

1日1回、30巻。



泣いてました。笑










それでかな。


あの頃のことを思い出す。













変わってゆく自分は

もちろん当然あって。



でもその変わりようが

よりよいものでありたいと思って。






どこか世の中を憂いて

どこか厭世的に世の中を見つめてたあの頃に


できなかったことをやってきた。






この二十年近くをかけて

本気で

精一杯で。









そして今

それでもなお

続けていきたいことってなんだろう。








最近時間がなくてできなくなってきたこと。

最近やりたいこと。



たくさん

むくむく出てきてる中で、


それでもなお

やっぱり

編み物だけは続けていきたい気がしてる。




ゆっくりでいい。

ゆっくりがいい。








やり逃してきたことを

やらなきゃ、と

焦ってたところがあって、


だから

自分に厳しすぎてた。





もっともっとと。

少しでも上に、前にと。





















「君に届け」の爽子ちゃんが

編んだものを

風早くんやちづちゃんやあやねちゃんに

プレゼントします。



作ったお菓子を

贈ります。




それがとても

羨ましかった。








わたしにとっての編み物も

始めたきっかけって

そういうことだった気がしてる。




心を込められないほどの忙しい製作なんて

なにか違う。

間違ってた。




手にしてくれるその人を思い、

その嬉しさを

編み目に込める。




それがしたかったじゃなかったかな。














わたしは変わってきた。


変わらないところと

変わったところ。






でも

ここ最近は、


自分に自信を持とうと


無理やり

変わった自分を

肯定しようとしてたのかもしれないな。













わたしはきっと

また変わる。




こう変わろう、なんて

考えることじゃなくて。



きっと

心が動く。







その方向へ

ただ進めばいいんだよね、と


あの頃の自分に

問いかけてみたりしてる。










ユーディ・メニューインのヴァイオリンが

そう伝えてくれてる。