来年用の味噌の仕込み作業を手伝う為に、実家に帰った。

準備のため納屋に入ると

高校2年の時に、友達からタダ同然で
買ったオンボロギターが残っていた。


当時は
これにスチール弦を張り、

なんちゃってフォークギターにして弾いていた。(笑)

しかも、よりフォークギターらしく見えるようにピックガードをマジックで描いたりして(笑)

シール貼ったり、落書きしたり、稚拙なセンスが恥ずかしい(汗)



それでも初めて手にしたギター
は嬉しかった。

ギターコードを押さえはじめた人が 
必ず出合う【Fの壁】も、

掌がデカかったので

ネック鷲掴み(笑)でやっとこさクリアした。

同じ頃、
爺ちゃんが村の水車小屋を解体して、

家の庭に移築した際、

下半分を鶏小屋にしていたのだが、

上半分の2畳の空きスペースに畳を敷き、

まわりを戸板で囲んだだけの、基地みたいな、なんちゃってスタジオ(笑)を作った。

そこで毎日

歌や、コードストローク、アルペジオやスリーフィンガーを夢中になって練習した。

その約1年前に、

山仕事のバイトをしてドラムセットを買い、

蔵の中で叩いてみたけど、

ちっとも楽しくなかったのになぁ・・と

当時を思い出していたら 
 
豆の煮えるいい香りがしてきた。



五右衛門風呂くらいの大きな鍋に

3家族、1年分用の大豆をじっくり煮込み、

豆の固さを味見し、頃合いを見計らい

笊に移して煮汁と分けて冷ます。



両方が冷めた時点で、糀と混ぜてから

塩加減を調整しながら

少量ずつ機械でミンチにしていく。



それと、冷ました煮汁とをバケツで混ぜた後、

大きな樽に移して素手で満遍なく撹拌して



空気孔?!をあけて完成!


この穴は更に味噌を冷ます為に空けてあり、2日ほどしたら閉じて圧縮して熟成させる。

これで秋の終り頃には上質の味噌が味わえるはずである!

高校を卒業して実家を離れてからは

久々の自家製味噌作りだったが
以前は醤油作りも
いちから
手伝っていた記憶がある。

家族は、ほぼ毎日この味噌で作った味噌汁を食べて来たからか健康を保ち長寿である。

私の味覚の基礎も、この味噌が作ってくれたようなものだ。

それにしても大量の煮え立ての大豆の旨さは格別だった。(感動!)

納屋に残っていたボロギターも、
土間で熟成を待つこの味噌も

共に私のルーツには間違いない。