今回の骨折り損の悲劇はこうして始まった。
12月2日(金) 晴れ
午後になって寒くなってきた。
ストーブを焚こうかな〜。
薪を取りに外へ。
その帰り
ズル!
なにかズルをしたわけじゃないし甘茶ズル茶でもない。
地面を滑る音
アッ!ヤバッ!
バキョ
バキョ〜!
広い庭にこだまが響く。
小玉(こたま・ちいたま)ではない。
たぶん骨が折れた音。
イッテー
どこも行かんにワシは(-。-;
痛い
折れた!
またやっちまった
どぼちて、人間のミラーのようなオレに悲劇が!
痛くて立ち上がれない。
またスリッパか!
6年前の大腿骨骨折の時も履いてたスリッパでスリップしてやっちまった!
スリッパでスリップ…つまらんギャグだ。
ひとり寂しく笑うしかありまへんな(^◇^;)
その時のスリッパに似てるけど、あの時のスリッパは捨てたはず。
だけどどうしてまたスリッパ?
ウチには滑りが良いスリッパしかないんかい。
誰か気を利かせて滑りをよくするスキー用ワックスをスリッパの底にゴシゴシ塗った〜?
病院へ。
ヒョロっとした、ひ弱な感じの若者救急医が対応してくれた。
レントゲンの結果、やっぱり左足骨折だとさ。
医者がまっすぐ伸びた固定用の器具(シーネと呼ぶらしい)を足と脚のサイズに合わせて折り曲げ始めた。
ウッ!←医者の力んだ声
力んだ割には、フレームがほとんど曲がってない。
(^◇^;)
だいじょーか?
「オレがやったろか?」と言おうとしたら
ウゴッ!
少し曲がった。
ウギョギョギョ!
力む力む!
なんとか曲がった。
足にそれを当て包帯を巻き始めた。
ゆる〜。
ゆるゆる〜。
医者「松葉杖を用意し…」
「前回の骨折で買った松葉杖があるので」
「月曜に来てください。専門医が診ます」
「きょ、今日は(診てもらえんの)……?」
「お大事に」
サア〜〜ッとどこかに行っちまった
包帯に触ったら
ゆるゆる
その夜、
乾杯の理由は特にないけど、取り敢えずビールで乾杯。
足がかなり腫れてきた。
アルコールのせいだろう。
続く