『きらいになっちゃ、いけないの?』 | こたつむり師団の日次報告書。

こたつむり師団の日次報告書。

日本国自宅防衛隊・冬将軍隷下「こたつむり師団」(第5656連隊を擁し、主力部隊は「空挺ラッコさん部隊」)所属のおキヌ子による報告書です。

トモダチを嫌いになったら、会わないでいることが出来る。


恋人を嫌いになったら、別れることができる。


夫(妻)ともう一緒にいられないと思ったら、離婚することが出来る。


会社を嫌いになったら辞めることができる。


口座、契約、世の中には止めることが/しないようにしてもいいことが/

辞めることが出来るものがいっぱいある。


だというのになぜ、親と子の関係がこじれても、「やめる」というと、

人非人みたいな言われ方をするのだろう?

産んでくれたから?育ててくれたから?

産んで育てていい年齢になるまで養育してお金がかかってるから?


私の大好きな作曲家が、アルバムの中で綴った言葉を思い出す。

『インドで、物乞いに子供が生まれると、生まれたその子の手や足を骨折させたり、

目を片方潰したりするのだそうだ。

それも、子供が物心もつかないような頃に、“わざと”。

それは子供が周囲に哀れに思ってもらえるように、

より多くの施しを人様からいただけるようにという、親の愛なのだそうだ。


……愛ってなんだ?』


本当に親の(家族の)愛って何なんだろう、と考えます。