ようやく見ました。

以下は、極私的感想です。


シンのシリーズは、ゴジラもヱヴァもウルトラも、どれもこれもわたし的には不満が残る作品で、これもそうなんだろうなと全くワクワクしないで見たのですが、まぉ、予想通りでしたね。


なんかね、昔のカット割り、SE、BGMをちょこちょこ使って、これを使っておけばお前らは喜ぶんでしょ?的な傲慢さが見え見えで嫌だったね。


画面がくらいシーンが多くて見づらかったというのは私の目がポンコツだから仕方がないのだけれど、内容のなさを店舗で誤魔化している印象が強い。


4つ目のサイクロンは、写真で見た時は気持ち悪くて嫌だったけど、実際に動いているのを見るとそうでも無いね。悪くはなかった。


物語がるり子さんに偏りすぎで、本郷の物語が添え物気味なのが惜しいな。

なので、るり子さんには感情移入できたけど、本郷には……ましてや、1文字には全然。


群れるのは嫌いだという一文字が、どうして本郷との共闘を選んだのか、その辺の心理をもっと描き込んでくれたら、本郷にも一文字にも感情移入出来たかもね。


立花と滝、見え見えの設定を最後まで引っ張って、最後の最後に種明かしというのも、なんだかねぇ……あれで、「え?そうだったの!」と驚く人はいるんだろか?


Kを引っ張ってきたり、プロフェッサーギルの名台詞を横取りしたり、ラスボスはイナズマン?と思わせたり……近年の東映のライダー物映画の悪習を踏襲しちゃったのも、なんか嫌だった。


個人的にライダーの1番の魅力は、大野剣友会によるライブアクションの数々だと思っています。

なので、ああいうCGだよりのアクションシーンは、見たくはなかった。


この英語の見所は?と問われたら、私は迷わず緑川るり子そんと答えるでしょうね。


総じて言えば、金のかかった自主映画、豪華なダイコンフィルムという感じ。これはシンウルトラマンも同様ですね。


庵野さんには、これ以上過去の作品をいじくりまわすのはやめて、新たな作品を生み出すことに専念してもらいたいと思いました、