いよいよ明日21日月曜日にせまった金環日食。岐阜ではどんな風に見えるのかな?

岐阜市科学館にいって天文係長の加藤浩幸先生に聞いてきました。



前回岐阜市で金環日食を見られたのは、1080年12月14日。なんと932年前!前回見たのは平安の人だったんですね。


さて、岐阜市で見られる金環日食の時間はこのとおり↓

①6時18分ごろ日食スタート:太陽の右上から月が重なってきます

②7時32分49秒~7時33分02秒:金環日食

③月は太陽の左下へ抜けてゆき、8時57分ころ日食おわり

太陽がリング状に見える金環日食は、たったの2分13秒!!


岐阜市内の長良橋からなら鵜飼大橋の上に、金華橋からなら金華山の上に。JR岐阜駅・ペデストリアンデッキからも東の空に見えるそうです。

岐阜市内だとリングの右下あたりが細く見えるそうですが、加藤先生お勧めの場所は恵那市の矢作ダムあたり。県内ではリングの幅が一番均等になるんですって。

金環日食を観察する時は、必ず太陽めがねを使いましょう。



そして、ぜひ見たいのが、太陽のリングができる直前と終る直前の、リングの幅が一番細くなる瞬間。

ベイリービーズと呼ばれる現象が現れます。月の表面のでこぼこによって、太陽の光がビーズのネックレスのように見えるんですって。ほんの30秒ほどしか見られないので、ぜひ観察したいですよね。



こんな、穴の開いたおたまや板を使っても面白い実験ができます。これらでつくった小さな丸い影は、金環日食の時間には、リング状になるんだそうです。


地面にうつる木漏れ日もリング状になるそうですから、それも見てみたいなー。


ただ、岐阜県では本巣市と下呂市を結んだラインが、金環日食を見ることができる北限だそうです。そのラインより北=郡上や高山、白川では金環日食を見ることはできません。


でも!ここではカチューシャ日食を見ることができます!月が隠した太陽の形が頭につけるカチューシャに似てるから、こう呼ばれるとか。これも見ものですね。



岐阜市で見られる金環日食。次は2041年10月25日=29年後。意外にすぐですが、でもでも貴重な機会です!



さーあとはお天気。明日の朝は!せめて7時半ころだけは!雲が切れますように!! みなさんで天体ショーをたのしみまショー!