休演日に想う
SET本公演、休演日でちょっとだけホッと一息、
という時にすみません。
6月の熱海五郎一座の公演の時、やっぱり始まってちょっと落ち着いたこの頃、
ポポ丸が逝ってしまいました。
帰宅すると、ちっちゃく可愛く「エン!エン!」と鳴いて迎えてくれたポポ丸がいなくなってもうすぐ5ヶ月。
帰宅して、「あぁ、いないんだぁ」と思う日が今も続いています。
思い起こせば彼女が我が家にやって来たのは2009年の春でした。
タンポポの綿毛のようにフワフワだったので「ポポ丸」になりました。
そのポポ丸の毛が夏頃になると抜け始めました。
慌てて病院に連れて行くと「カビかも?」という診断。
薬やらシャンプーやらいろいろと処方されました。
お世話になったブリーダーさんにも相談すると
「カビではありません!薬は使っちゃダメ!毛は100%はえてきます」
後で知ったのですが、ポメラニアンには俗に「猿期」「ポメハゲ」とも言われる換毛期があるそうなんです。
そんな事も知らずにこの子と一緒に暮らそうと思っていたのかと深く反省しました。
この時期は散歩をしていていも
「これなんですかぁ?」とか
「ねずみですかぁ?」とか
「手羽先みたい…」とか言われたことも
でもなんと見られようと僕達にはとっても可愛いポポ丸でした。
近所の神社で「毛が生えてきますように」とお願いもしました。
そうしているうちに毛が段々生えそろい、あの可愛いポポ丸様に。
ポチたま出演の際、トリミングと健康診断のため病院に行くと
「まるでみにくいアヒルの子ねぇ」
と言われ、涙したのを覚えています。
ポチたまではダイスケ&まさはる君と共演
徹子の部屋では黒柳さんにダッコして頂き
波瀾爆笑では本当に嬉しそうにスタジオを歩き回り、
朝日新聞、東京新聞、文芸春秋、週刊ポストなど色々と出して頂きました。
その度嬉しそうにニコニコしているポポ丸でした。
ポポ丸様という呼称は読者の方のコメントからでした。
お姫様のようでちょっとえらそうだった事から段々そう呼んでもらうようになり、
つっこみキャラになっていきました。
でも本当に我が家では一番偉く、ポポ丸様がピッタリでした。
ヒザを悪くして歩くのが辛そうな時期もありましたが、
毎日風呂で泳ぎ、その後ササミを食べ乗り切りました。
13年間いろいろありましたが、楽しい事がいっぱいでした。
ポポ丸といると本当に幸せな気分になりました。
しかし別れは突然でした。
朝からあきらかに元気がありません。
一ヶ月前にも同じような事があったのですが、
病院の精密検査では異状がなく、その日のうちに元気になりました。
でも今回はどんどん元気がなくなり苦しそうにしています。
急いで病院へ行くとそのまま酸素室へ。
その後はポポ丸をダッコする事もできず、
僕達の事を見つめながら頑張ってくれたのですが、
力尽き逝ってしまいました。
ポポ丸と過ごした13年間は宝物でした。
皆様にも可愛がっていただきありがとうございました。
長々とすみませんでした。
こんな頃だったなぁ、と思い出したものですから…
公演はまだまだ続きます。
頑張りまぁす。