帰国から１年。

現在、「紬屋旅館」という旅館の開業に向けて準備を進めており

現在「物件購入・間取りが決まる」

「内装が決まれば改装スタート」

「改装に４ヶ月必要で、その後開業」

というスケジュール感のところまできました

ここに来るまでにやったことを紹介しています

▶︎旅館開業までのあれこれ

不動産屋さんで

「いい物件は表に出るまえに買われてしまう」と知った

夫・武田悠佑は

不動産やさんに行った次の日、１０月から丸々２ヶ月間

文字通り「毎日」

我々が「ここでゲストハウス開業したいな」と考えていた

地区を歩き回ります

（そんなに大きな地区ではないので

何をそんなに歩いているのか

個人的には当時疑問だったのですが笑）

最初は「賃貸します」という看板が掛かっている不動産に電話し

内見をさせていただいていたそうなのですが

そのうち「賃貸の看板は掛かっていないけど、空き家だろうな」という場所を

見分ける技を身につけたらしく

「空き家発見」

→周辺の方に「あそこ空き家ですか？」と聞く

→「空き家だよ」→担当の不動産を教えてもらう

→「空き家じゃないよ」→「そうなんですね」

を繰り返していたそうです

２ヶ月歩き回り、

内見を繰り返した武田悠佑は

２つの大きな力を身につけます

１つ目は「物件の良し悪しを見分ける目が養われた」

何十もの物件を

いろいろな不動産屋さんからと見ていると

「どのポイントを見て物件の良し悪しを見分けるべきなのか」

「この物件のどこが素晴らしくて、どこが残念なのか」

というデータが彼の中で形成されていきました

そしてもう１つ

これが凄まじいのですが

「地元の方に協力者が出てきた」のです

毎日毎日歩き回る青年。

お昼は律儀に地元の食堂をはしごしていたそうです笑

「この子は毎日何をしているんだろう？？」

気になった店主は話しかけます

「何しているの？」

「実は僕、将来ゲストハウスがしたくて

毎日　物件を探しているんです」

すると・・・

何十年もその土地で飲食店を営む店主さん

地元との繋がり、ネットワーク、知識は

武田悠佑の比ではありません

しばらくするとその店主から

「あの物件、今は人が住んでいるけど

売却も検討しているらしい」

「あの物件、あと２年したら売却するらしい」

「この不動産に行ってみたら？」

と色々とアドバイスくださるようになったそうです

「売らない！」と言っている方を

説得しようとしてくださったこともあるとか・・・

そして・・・

その店主から紹介された不動産へ行き

何度も「あれは」「これは」と聞いていたら・・・

最初は社長が対応してくださっていたのですが

ある日社長がおらず副社長がいた時

「いつも話を横で聞いていました

実はこんな物件があります」と

副社長が噂の！

「表に出していなかった物件」を紹介してくださいます

「築８０年・・・古いだろうな」

「想定していた土地ではない場所だな・・・」

紙の上では全く魅力を感じなかったそうなのですが

とりあえず・・・と内見に行き

一目見て気に入ったのが・・・

今の紬屋旅館です。

歩き回ったからこそ出会え、

たくさん内見を繰り返したからこそ、紬屋の歴史と建物の美しさが

素人ながら、より強く感じられたのだと思います

私たちの流れは

まさに数々のゲストハウスオーナーがいう

「物件との出会いは運だよ」の極みです。

びっくりするほどの幸運で出逢えた物件だと思います

だけど、その幸運に出会うためにはやっぱり、

出来うる努力はしてみることも大切だなと思うのです。

今日は、紬屋旅館との出会い編でした！

明日から「めちゃくちゃ大変だった、紬屋購入秘話」についてです

今日も応援ありがとうございます！

ユースケ歩けば物件にアタル