私のメンターで

きびだんごを配りながら

日本一周をされた方がいる

 

その方が3ヶ月の旅で気づいたことは

「日本にはお返しの文化がある」ということ。

 

その方は400人以上の方に

きびだんごを渡されたのだけど

 

全員、「お返しに・・・」と何かをくださったり

お返しなんてもちろんいいのに

何も渡せない人は

「何もなくてごめんなさい」とおっしゃるのだとか。

 

 

そんな話を聞いていたので

私は「世界中できびだんごを配ったら

どうなるかなーチューリップと思っていた

(持って行ってはいない)

 

 

フィリピンでも

タイでも

カンボジアでも

ベトナムでも

ラオスでも

インドでも

 

どこかそういう視点で

人々を見る時があった

 

 

 

そんなことが心の片隅にあった今回の旅の途中

言われて印象的だった言葉がある

 

「ありがとう、って言われすぎて

もうお腹いっぱいだよ」

 

コルカタでお世話になった

カウチサーファーに言われたことだった。

 

その人は日本語が少し話せたので

私たちは日本語・英語・

あいさつとお礼だけはヒンドゥー語で会話していた

 

「この家はもうあなた達の家だからね」と言ってくれる

カウチサーフィンのホストには

本当に感謝しか出てこなくて

 

部屋を貸してくれる時も

チャイやご飯をおごってくれた時も

彼のNGOにお邪魔した時も

ヒンドゥー語でありがとうを意味する

「ダンニャワード」って言葉を伝えていた

 

 

そして出会って2日目の夜に言われた言葉が

それ、だった、

 

 

 

その時は頭がフリーズするくらい意味が分からなくて

苦笑いしか出来なかったんだけど

 

今やっと思うことがある。

 

 

日本人はもしかして

受け取りベタ・

あげ下手なんじゃないかって。

 

フィリピンはありとあらゆる人が

私たちに素敵な笑顔で声をかけてくれたし

 

ローカルバスで座席を譲ってくださった方もいた。

 

タイでは12日間も泊めてくれたカウチサーファーがいた

アユタヤまでも彼の運転で連れていってくれたし

12日間常に一緒に居てくれて

たくさんのことを教えてくれた

 

チェンマイでは屋台を物色していた私に

「これ食べてみたら?」って

自分が買ったものをくれたお母さんがいた

 

カンボジアでお世話になったカウチサーファーは

彼の大切な友達を私たちに紹介してくれた

 

アンコール遺跡に連れていってくれたドライバーさんは

旅行者が好みそうな飲食店に私たちをわざわざ連れていってくれて

なのに自分は食事をとらずに待っていてくれた

 

ローカルレストランでは

オーナーのお父さんが

私たちの席のファンがついてないことに途中で気づいて

すっごく謝ってくれたし

カンボジアの学校教育の現場について教えてくれた

 

ベトナムでは

お世話になった宿のスタッフさんにスナック菓子1つあげたら

お豆腐のスイーツをおごってくれた

 

 

列車の移動中は車掌さんが

私たちの降りる駅を把握してくれて

常に気にかけてくれていた

 

参加したツアーでは

ベトナム人のおばあちゃんが

たくさんのスイーツを私にくれたり

歌を歌ってくれたりした

 

 

ラオスでは

沈没していた宿のスタッフが

私たちにこっそり1泊分無料にしてくれたり

「出発するのやめなよ」って

友達みたいな言葉かけてくれたりした

 

 

インドでも

たくさんのインド人が道を教えてくれたり

冠水した道に流れた主人の靴を

飛び込んで拾ってくれた人がいたり

無料で食事をくれる飲食店もあった

 

 

 

たくさんの

たくさんのものをいただいた

 

そして

彼らが本当に自然に当たり前のように

何も見返りを期待することも

「いいことしてるだろ!」って思っている様子が微塵もなく

それらの行為をしてくれる所をみたし

 

事実、

何かを要求されたことも

 

むしろ「ありがとう」って泣きそうになると

返ってびっくりしている様子ばかりみた笑

 

現地の人同士でもそれは同じで

当たり前のように

道を聞いて答えて

お礼も言わず去っていくし

 

見知らぬ人が食べている何かを取るし笑

 

貧しい人にお金を渡している、

同じようにあまり裕福そうじゃない人もたくさん見た

 

 

 

私も何度か

「与える側になりたい!」と思って

列車やバスやレストランで近くになった人に

「日本の伝統文化だよ」って

自分から折り鶴とかを渡したことがあったんだけど

 

「ありがとーー!!」って笑顔で言ってくれて

それで終わり!

 

 

何かくれたから

何かしなきゃ、っていう考えが微塵もない!

 

 

それはなぜかって

自分が持っているものを

困っている人がいたら

いつでもすぐに渡す心が常にあるから

なんじゃないかな?

 

(だから、今回は

日本人の人間が折り鶴くれた~くらいの軽いイメージ。

逆もしかり。

今困っている日本人がいるから

知識やモノが今ある私が与えてあげる、って感じ)

 

 

持っている人が与え

ない人が受け取るのが当たり前だから、

 

世界は1つで

モノやお金、って一時的に自分の所にあるだけで

循環させていくことが当たり前だと思っているから。

 

じゃないかと思うようになった

 

 

 

インドできびだんごを配ったら。

というか

フィリピン、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、インドで

きびだんごを配ったら。

 

日本みたいな

お返しなんて

返ってこないという確信がある笑

 

 

笑顔と「ありがとう」すら

インドは怪しい気がする笑

 

 

ただそれは

 

もらったら何か返さなきゃ申し訳ない、っていう

精神から解放された

日本人の感覚とは全く違う

 

とっても自由な世界でもあると思う。

 

 

日本って

何かしてもらったり

何かをもらったら

「ありがとう」と「申し訳ない」が出てこない?

 

その「申し訳ない」が1ミリもないし

 

 

「今きびだんごをもらった「ありがとう」は

別の形で

他の誰かが何かを求めている時に返そう」

 

ただただ、そういう

感情やエネルギーの交換

なんじゃないかと思うんだよね

 

 

短期旅行してたら

「本当海外の人ってありがとうも言わないよね!」って

思っていたかもしれないけど

 

2ヶ月人々を見ていたからこそ感じれたこと。

 

 

 

日本のお返しの文化も好きだし

世界のこういう考え方も私は大好きだな

 

 

 

 

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