ガンジス河の火葬場に行ってきました

 

ガンジス河沿いには

2つの火葬場があって

下流の大きい方の火葬場へ

 

写真はクルーズした時に見た

小さい方の火葬場

 

 

狭い路地を迷路のように進み

文字通り迷っていると

 

急に火葬場に到着双葉

 

 

臭いは全くしないのですが

(煙たい感じはあります)

ビル3階くらいの高さまで積み上げられた大量のマキで

わかるとおもいます

 

 

すぐに現地の人が「こっちだよ」と声をかけてくれ

そのまま「コーディネーターだ」という男性に引き継ぎ

 

その方が火葬場で

・ヒンドゥー教徒は皆ガンジス河に遺灰を流されるのを

生涯の目標にしている

(輪廻からの解脱を得られる)

 

・死んでから24時間以内に遺灰を流さなくてはならず(??)

遺族は列車やバス、飛行機で遺灰を運ぶ

 

・また、火葬場の近くに

「死を待つ人々とその家族」が暮らせる場所があり

亡くなった後すぐに遺体を運べるようにしている人までいる

 

・子どもがなくなったり、事故でなくなったりと

「天寿を全うできなかった場合」は

遺体が石にくくりつけられ

焼くことなくそのまま河に流される

 

・遺体はオレンジ色の鮮やかな布に包まれ

木で出来た担架のような形のものに遺体を乗せ

1回河で体を洗う

その後乾かして

大量の木を組んだ上に遺体を乗せ燃やす

 

・1つの遺体に対し

100キロ分ほどのマキが必要で

3時間燃やさなければならない

 

・そのマキは木の種類にもよるが

1キロ800~1000ルピー

(1400円~1800円)かかる

(つまり1つのご遺体につき

20万近くマキ代がかかる)

 

・私の仕事は死期が迫っている

貧しいヒンドゥー教徒達のためのホスピスをしている

彼らのマキ代はここに来た外国人からの寄付で賄っている

 

遺灰をこの河に流せるように

「はい、マキ代1000ルピー

寄付してちょ」

 

と教科書のような流れで

色々なことを教えてくれましたベル

 

 

私たちはもともと

マキ代のことも知ってたし

インド人から「マキ代そんなにしないよ」と聞いていたので

さらっと断りました

 

 

火葬場では

燃え行くご遺体の足が見えたり

しっかりと人間の体が認識できたりと

もし日本で同じ光景をみたら

ぎょっとしたんでしょうが

 

インドに2週間いて

色々変化したのか

 

人生における

誕生とか

結婚式とか

そんなライフイベントの1つとして

ただただ「死」というものが

この人に訪れたんだな~と

そんな自分でもびっくりするようなニュートラルな気持ちで

目の前の光景を見ていた

 

というより

ここで横たわっている人は絶対幸せな人だ。

 

一生涯常に命と共にあった

ヒンドゥー教の極上の幸せである

「ガンジス河に遺灰が流される」

「輪廻から解脱する」っていう夢が

叶う人なんだから。

 

 

インドで出会ったヒンドゥー教徒は

「来世は」って言葉を本当によく使った

 

「まあ来世~出来たらいいじゃん」

みたいな使い方と共に。

 

カースト制度とかの影響なのか

「現世僕ができる生き方はこのくらい」

と思っている節がありそうなインド人は

本当の願いを来世に託しているような感じがするし

(これは私の感じたことだから

本当のことは全然わからない)

 

 

本当に目の前のことや

この瞬間を最高に楽しんでいるようにも見えながら

 

何かトラブルがあっても

「まあ僕の現世での試練ですな」って感じで

起こったことをただただ受け入れるという

 

なにか大きな大きな矛盾を

飲み込んで生きているようにも見えた

 

 

 

 

この地で私は火の鳥を読破したんだけど(笑)

輪廻転生はあると思うし

あったら楽しいな、って思んだけど

 

前世の課題を現世に背負っていきなきゃいけない、とか

 

現世の枠を自分で設定して

「来世に期待」って

現世でひたすら

「いい来世になるように徳を積む」っていう考え方は

私はしたくないって思った

 

 

現世と

今この目の前を

極楽園にし続ける努力がしたいって。

 

私は無宗教だし

宗教のこと無知だし

今までどの宗教の教えが好きで云々かんぬんとかなかったけど

 

「ヒンドゥー教」というものに浸ってみて初めて

自分なりの宗教観というか

在りたい精神性、があぶり出されました花

 

 

 

 

だからってヒンドゥー教否定しているわけでもないし

私の認識が誤っている可能性があるってのも思っている。

ただ、私から見えたヒンドゥー教、を通じて

私が感じたことです

 

 

 

全然火葬場と関係ない話になったけど笑

 

 

たった3時間で灰になる姿を見たら

何かに遠慮している時間なんて

人生にはないって思えました

 

最後の時間にお邪魔させていただき

ありがとうございました

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

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