2017年5月22日の夜
フィリピンータイへと移動するため
マレーシア・クアラルンプールの空港で一泊。
空港外には出ていませんが
初めてのマレーシア。
しかも乗り継ぎだけだったので
まったく何も事前に情報を入れずに入国したのですが・・・
多国籍国家、っぷりに驚いた!!!
大きな空港だから
搭乗者自体も様々な国籍の方なんだろうけど
空港で働いている方が
ほとんどイスラム教
女性がみんな頭にかぶるフカーフのような
ヒジャブをまとっていて
(黒じゃなくて
カラフルなデザインが多かった)
東南アジアでイスラム教、というのに
なんだかとても新鮮な気持ち★
なんでマレーシアでイスラム教??
と思いましたが
知恵袋先生が教えてくれました
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もともとインドネシア~マレーシア一帯は最初インド文化が流入してヒンズー文化圏となり、コメやコショーなどがもたらされ、それらの地で最初の王国は故国を出てきたインド人が建設したと言われています。だから建造物や遺跡の多くがインド文化の色合いが濃いものになっているわけです。
その後仏教が伝来し、スマトラのスリウィジャヤ王国は周辺諸国から仏教を極めたいひとびとがインドに上る前にインドの言語や文化習慣などを学ぶ予備校的役割を果たしていました。こうしてインドネシア~マレーシアはヒンズー教と仏教が並存する地域になっていたわけです。
その後イスラムが東方に伝播してインドまでやってきたころ、インド北西海岸地域にあるグジャラート地方の綿布がインドネシア~マレーシアに販路を広げてきます。グジャラートの商船に乗ってきたインド人のほとんどはイスラム教徒であり、どの宗教も同じで自分の宗教を広めたら天国へ行けると言われていますから、熱心に布教するわけです。
で、ヒンズーのカースト制度の中で暮らしてきた下層カーストのひとびとは、イスラムが神の前の人間の平等を説いているのに惹かれます。ヒンズーの上層カーストのひとびとはそれを止める手段を持っていなかったために、イスラムが下層社会に浸透するのは早かったようです。
そして当時インドネシア~マレーシア~インドシナの一部にまで勢力を広げていたジャワのマジャパヒト王国(ヒンズー)をジャワ島北岸でイスラム化した領主が滅ぼし、イスラム布教と政治支配の拡大を進めて行ったわけです。その時代の文化面の花形になったのがイスラムなのです。ジャワの商人たちはスラウェシからミンダナオまで通商に赴いて、かつてグジャラート商人がやったのと同じようなことをします。このようにしてイスラムが東のミンダナオ島一帯にまで広がったということです。
文明文化の伝播というのは、必ずしも陸続きで伝わるというわけではありません。海は陸地と陸地を隔てるものという見方は大陸国精神であり、海は離れている陸地と陸地をつなぐものというのが海洋国精神です。
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マレーシアとインドネシアは
どちらも今回の旅で行くつもりがない国だったけど
なんだか面白そ~~っっっっ
長旅を続けていると
観光地<人々の生活
に興味が移っていく感じがするのですが
そういう意味で
東南アジアの中にある
イスラム教、という生活を見てみたいな~と
思うようになりました
そしてそして
空港がとっっっっっっても斬新なつくり★
この写真じゃ伝わらないけど
おしゃれ~~っっ!
「東南アジアがどんどん発展してるって言いますが
実際は・・・・」と思っていたけど
空港見る限りでは
完全に関空よりも近未来だった
他国の発展っぷりは
実際に行ってみないと実感できないな~♩
滞在時間10時間ほどでしたが
異国の風を感じられる夜となりました★