こども性暴力防止法(日本版DBS)が参議院で可決されました。私が大臣の時に、様々なこどもの性被害事件に加え、ジャニーズ事務所での長期間に亘る大規模な性加害事案が問題となり、また、性被害の被害者との意見交換を通じて、こどもの性被害を防ぐ更なる措置を、こども家庭庁の発足後速やかに講じなければならないと痛感しました。昨年の臨時国会での成立を目指して、昨夏に有識者の検討会を発足させ、その報告書をベースに法案化作業を進めましたが、憲法上保障されている人権との兼ね合い等の難しい課題に直面し昨年中の法案成立を断念することになりました。私自身も申し訳ない思いでいっぱいでした。大臣を退任し、昨年末より、自民党の「こども・若者」輝く未来創造本部の事務局長として後藤本部長の下で、積極的にヒアリングを重ね、こどもの安全に取り組んできた議員各位の理解や協力もいただきながら、ようやく法案としてまとめることができました。原案よりも、憲法上の制約をクリアしつつ、こども達の安全を守ることのできる仕組みとなりました。その法律案が本日成立しました。これから施行に向けての膨大な作業が残されておりますが、私の後を継いで法案を成立させてくれた加藤鮎子大臣、こども家庭庁の職員、そして関係者の皆様に厚く感謝したいと思います。安心して子育てできる社会の実現に今後も微力ながら力を尽くしたいと思います。https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240619-OYT1T50067/#r1