昨日の記者会見で『先日のG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合で唯一の男性大臣だったことが報道されているが、その受け止め如何』と問われたので、以下のお答えをしました。
先月25日の議長記者会見でも申し上げたとおり、我が国の政治分野における女性の進出は国際的に見れば取組に遅れが見られることは事実であり謙虚に受け止める必要があると考えています。他方、例えば、自民党から今後10年間で女性議員を3割まで引き上げるという方針が示されたことをはじめ、我が国でも足下で動き出している状況にあります。G7会合においては、こうした状況も説明しました。
また、今回の会合の参加者の間には、男女共同参画は女性だけが主張しても実現せず、男女共同参画について非常に強い熱意を持つ男性のリーダーと一緒になって行動を起こさなければ実現しないものだという共通の認識がありました。これも25日の会見で述べた通りです。UN WomenでもHe For She の取組を長年実施されており、ジェンダー平等の実現には男性による取組も重要であることはG7のみならず国際社会共通の認識だと考えてます。
G7会合においては、男性だからこう、女性だからこうというような固定的な観点を持たず、また、全ての国がジェンダー平等を未だ実現しえていないという観点に立ち、参加者が真摯に意見を述べ合う、建設的な議論ができました。その議論の結果については、「日光声明」として数多くの合意を取りまとめることができ、参加者から高い評価を得たものと受け止めています。