本日、総理官邸で全閣僚を構成員とする「すべての女性が輝く社会づくり本部・男女共同参画推進本部」を開催し、「女性版骨太の方針2023」を決定しました。
すべての人が生きがいを感じられ、多様性が尊重される、持続的な社会の実現のため、以下3つの重点事項について取組を進めます。
第1に、「女性活躍と経済成長の好循環の実現に向けた取組の推進」です。
企業における女性登用を加速化すべく、まずは日本を代表するプライム市場上場企業が「2030年までに女性役員比率を30%以上とすること」を目指し、「2025年を目途に女性役員を1名以上選任するよう努める」とする数値目標の設定や、各企業による行動計画の策定を促進します。あわせて、女性登用のパイプラインの構築に向けた取組の支援や、女性起業家の育成・支援に取り組みます。
第2に、「女性の所得向上・経済的自立に向けた取組の強化」です。
長時間労働慣行の是正など多様で柔軟な働き方の推進や、女性デジタル人材の育成などリスキリングによる生産性の向上、地域のニーズに応じた取組の強化等を進めます。
第3に、「女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現」です。
先般成立した「配偶者暴力防止法改正法」の円滑な施行など、DV対策や性犯罪・性暴力対策の強化、事業主健診の充実など、生涯にわたる心身の健康への支援を進めます。
以上3点に加え、「第5次男女共同参画基本計画」に掲げられた、女性の登用目標の達成に向け、科学技術・学術、防災など、各分野における取組をより一層加速してまいります。
今回策定した「女性版骨太の方針」に基づき、政府を挙げて取組をしっかりと進めるよう総理から指示がありました。