昨日、経団連十倉会長と日商の小林会頭に就職・採用活動ルールに関する政府要請文書をお渡しし、会長、会頭から、しっかり取り組むとの返事を頂戴しました。2024年度卒業予定の学生、主に今の3年生の就職・採用活動に関して、
○広報活動は3月以降、採用選考は6月以降
○内定日は10月以降
という、例年どおりの日程とすることとし、併せて関連の要請事項を取りまとめました。ポイントは以下のとおりです。
1つ目は、インターンシップに関するものです。
○インターシップで取得した学生情報を就職・採用活動に活用する際には、産学協議会が定めた情報開示など一定の要件を満たすこと
○要件を満たさないものについては、インターシップと呼ばないこと
2つ目は、内定前に、他社の就活を終えるよう強要する、いわゆるオワハラの防止に関するものです。
3つ目は、相談窓口の設置など、学生からの苦情・相談を処理するための体制整備・改善向上を図ることです。
加えて、2025年度以降卒業予定の学生については、
○従前の日程ルールが原則
○情報開示など一定の要件を満たすインターンシップを通じて、専門性を判断された学生に限り、6月ではなく3月からの採用選考を可能とする日程の弾力化を行います。