総理の伊勢神宮参拝に随行致しました。閣僚の同行は3年ぶりとなります。その後、総理の年頭会見がありました。私の所掌に関係する部分を抜粋致します。
 「女性の積極登用、男女間賃金格差の是正、非正規の正規化なども経済界と共に進めていきます。また、女性の正規雇用におけるL字カーブや女性の就労を阻害する、いわゆる103万円、130万円の壁などの是正にも取り組んで参ります。」
 「こどもファーストの経済社会を作り上げ、出生率を反転させなければなりません。本年4月に発足するこども家庭庁の下で、今の社会において必要とされるこども政策を体系的にとりまとめた上で6月の骨太方針までに将来的なこども予算倍増に向けた大枠を提示していきます。
 しかし、こども家庭庁の発足まで議論の開始を待つことはできません。この後、小倉こども政策担当大臣に対しこども政策の強化についてとりまとめるよう指示を致します。
 対策の基本的な方向性は3つです。第一に児童手当を中心に経済的支援を強化する事です。第二に学童保育や病児保育を含め幼児教育・保育サービスの量質両面からの強化を進めると共に、伴走型支援、産後ケア、一時預かり等、全ての子育て家庭を対象としたサービスの拡充を進めます。
 そして第三に働き方改革の推進とそれを支える制度の充実です。女性の就労は確実に増加しました。しかし、女性の正規雇用におけるL字カーブは是正されておらずその修正が不可欠です。その際育児休業制度の強化も検討しなければなりません。
 小倉大臣の下、異次元の少子化対策に挑戦し若い世代からようやく政府が本気になったと思って頂ける構造を実現すべく大胆に検討を進めてもらいます。」