本日、第2次補正予算案を閣議決定しました。私の所管事項の主なポイントを紹介します。

 ①牧之原市の送迎用バスの事故を踏まえ「こどもの安心・安全対策支援パッケージ」として、234億円を計上しています。安全装置改修等への支援により、こどもの安心・安全対策を包括的に進めてまいります。保育園等の安全装置については、事業者の負担が実質的にゼロとなるよう定額補助を行うこととしており、具体的な補助額については、製品市場や安全装置の仕様に関するガイドラインの動向を見ながら決定していく予定です。

②妊娠から出産・子育てまでの身近な伴走型の相談支援と経済的な支援を合わせたパッケージについて1,267億円を計上しています。伴走型相談支援と経済的な支援とをパッケージで実施することにより、相談機関へのアクセスをしやすくし、また、産前・産後ケアや一時預かり、家事支援サービスなどのサービスの活用もしやすくすることで、妊娠・出産・子育てに関する精神的・身体的・経済的な負担を軽減してまいります。経済的支援については、妊娠届出時及び出生届出時を通じて計10万円相当とし、令和4年4月以降に出産した全ての方を対象とすることとしています。

③地域少子化対策重点推進交付金を、前年度の30億円から大幅に増額し、90億円を計上しています。その中でも、結婚新生活支援事業については、対象世帯の所得要件を400万円未満から500万円未満に緩和します。これにより、補助対象となる新婚世帯は、本事業を実施する自治体において、現在の約7割から、約9割まで拡大するものと推計しています。

 ④男女共同参画・女性活躍関係として、約15.1億円を計上しています。地域における女性デジタル人材や女性起業家の育成支援について新たにメニュー化し、高補助率(3/4)の対象とするほか、困難や不安を抱える女性への相談支援などを行う地域女性活躍推進交付金に6.8億円、「DV相談プラス」や、性暴力に係るSNS相談事業「Cure time(キュアタイム)」等の配偶者暴力・性暴力被害者等の相談・支援に関して8.3億円を計上しています。

 ⑤経済的な困難を抱える家庭のこども達を支援する地域子供の未来応援交付金について、約20億円を計上しています。これまで市町村が食事、食材等の提供を行うNPO等を支援する事業については、補助上限額が150万円でしたが、これを350万円まで大幅に引き上げます。

これらの様々な施策を組み合わせ、総合的な対策を推進してまいります。