昨日、河野太郎大臣、小泉進次郎大臣と共に、900台強の移動販売車を全国に展開している「とくし丸」の事業を新宿で視察しました。顧客の95%は75歳以上で、買い物難民の支援にもつながっています。買い物難民というと地方部のイメージがありますが、実は都市部にも買い物難民は多数存在しています。自宅から数百メートルのところにスーパーやコンビニがあったとしても、年を重るとその距離を歩いて通うことすら困難となってしまう人も増えます。
 こうした方へ自宅前まで必需品を届ける移動販売車は重宝されているようですし、販売車の到着に合わせて常連客が集まることで、そこにコミュニティも生まれます。店員と常連客の関係も深く、様子のおかしい人がいると連携している自治体に連絡するそうです。こうした見守り機能も担っています。
 私の地元の町田市や多摩市でも移動販売車が何台か展開しているものの、担い手不足で営業地域拡大の要望に十分に応えられていないとのこと。私が総務大臣政務官の時に参加した「自治体戦略2040構想研究会」でも、民間のこうした取り組みを行政が支援することで新しい公共私の協力関係を構築できないか検討していました。今後、公民連携が一層進めていかねばなりません。
 今回の視察には町田市の木目田ひでお市議とインターンの学生も見学に来てくれました。
 さて、明日はいよいよ総裁選の投票日です。