今朝の日経に自民党経済成長戦略本部の取り組みが紹介されました。我が国の金融資本市場の魅力を高める方策のひとつとして、私募市場の活性化を提案しています。
我が国はこれまで企業の新規上場(IPO)を後押ししてきましたが、上場後に企業価値の向上が持続しない「上場ゴール」の弊害も指摘されています。その打開策のひとつとして、ベンチャー企業が上場せずとも良質な投資家から資金調達できる選択肢を増やす必要があります。従前よりプロ投資家として特定投資家や適格機関投資家等が導入されたものの、残念ながら要件の厳しさゆえ十分に活用されていません。そこで、投資家保護を図りつつ、金融知識や資産所得のある人がベンチャー企業を育成できる規制緩和を政府に求めていきます。