昨日から安倍総理の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まりました。民進党の大串政調会長への総理答弁の中に、このようなくだりがありました。少々長くなりますが引用します。
「沖縄の基地問題に関する考えについてお尋ねがありました。沖縄の基地負担の軽減を図ることは政府の大きな責任です。同時に、この思いは国も沖縄の皆さんも同じであり、変わらないはずだと思います。かつて、最低でも県外という、裏づけのない言葉だけの政治が沖縄の皆さんを翻弄し、失望だけが残りました。あの三年三カ月、普天間飛行場の現実は、一ミリたりとも変わることはありませんでした。必要なことは、実行です。沖縄の皆さんの思いを実現するため、理解を得る努力を続けながら、確実に結果を出していくことであります。普天間に配備されていた空中給油機15機全機について、山口県岩国基地への移駐を実現いたしました。言いたくはありませんが、民進党政権時代には全く動かなかったではありませんか。のみならず、この移駐等について、岩国基地の負担に対して、地元の民主党の国会議員は反対をしていたんです。これをしっかりと説得して、地域の自治体の皆さんとしっかりと話し合いながら、地域の皆さんの理解を得て実行している、そのことを今、まさに政府に求められているんです。言葉だけではかえって混乱を招くということは、皆さんにはっきりと申し上げておきたいと思います。」
言及されている普天間基地から山口県岩国基地への空中給油機15機全機の移駐に合わせて、厚木基地の空母艦載機約60機の岩国基地への移駐も決定いたしました。これにより、町田市上空の騒音が軽減していくことは確実です。この裏には町田市や周辺自治体の皆様方からの粘り強い要望・要請活動があったことは言うまでもありませんが、それに加えて、空中給油機や空母艦載機の受け入れに理解を示して下さっている岩国基地の周辺住民の方々にも感謝をしたいと思います。
なお、本日は本会議前に多摩市瓜生小学校と町田市木曽境川小学校、小山田南小学校の皆さんが国会見学に来てくれました。