こんにちは。

 

最近は小学生から大人まで、

クラシックギターの生徒さんも増えて

約40年前、僕が弾き始めた頃を思い出しながら

教材を作っています。

 

クラシックギターの良さは

響きが綺麗な音が気軽に出せる事です。

 

もちろん、音数はピアノには叶いませんが

持ち運びが出来る点や気軽さでは、

ギターには叶いません。

 

 

ところで、ギターっていつ頃からあったのかご存知でしょうか?

 

1859年製 

アントニオ・デ・トーレス(スペインの方です)

 

このトーレスさんが現在のギターの原型を作った方です。

1817-1892

 

他の方のブログを読むと、

トーレスのギターを弾いた後に

400万円のギターを弾いても

4万円のギターに聴こえる・・・らしいです。

聴いてみたいですね~

 
 

 

このギターの前はどのような形かと言いますと

 

 

こちら

女性がギターらしきものを持っていますね。

 

これは、バロックギターと言われているものです。

 

この絵は、フェルネールが書いた

「ギターを弾く女」 と言います。

1670年。

 

15~16世紀には

ルネサンス・ギター(弦が8本 4コース)や

1500年代にはスペインのみに出回った

ビウエラ (弦が12本 6コース)があります。

 

 

この年代より、さらに探っていきますと

13世紀に書かれた絵に、ビウエラのようなものが

書かれた絵や、

12世紀に作られた聖者を称える図に

ビウエラのような楽器を持った像が彫られていたりしています。

 

もっと先にとなりますと、

8の字型のボディーではなくなり、

時期も紀元前にまで行ってしまい、

もっと話も長くなってしまうので、この辺りで辞めておきます。

 

 

ギターは現在の形になる前から
スペインで作られて来ました。
 
あの乾燥された空気と、
太陽の情熱の下で生まれた楽器は
スペインならではですね。
 
 

アコースティックギターは

もう少し新しくて、Martinの創始者Martinさん(ドイツの方です)が

ウィーンでギター制作を覚え、

アメリカで移住後の1838年にギター制作を開始。

 

クラシックギターよりも、もっと大きな音がする

鉄の弦を張ったアコースティックギターを開発。

1850年頃に発売されたギターが、現存しています。

 

クラシックギターよりも大きい

トレッドノート型もMartinが開発し、現在の標準形になっています。

 

 

 
前は、アコギのことをフォークギターと呼んでいました。
70年代、日本でもフォークブームがあり、
僕も多少は馴染みがあります。
 
アメリカでフォークミュージックを演奏する際に
用いられたギターだったので
このような呼び方になったと思うのですが、
90年代になってアコースティックギターという呼び方になりました。
 
このアコースティックという言葉、
電気を使わないという意味合いだと思いますが
なぜ、この呼び方になったのでしょうね・・・・
 
先人への思いを寄せながら
ギターを楽しみましょう!
 
 
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さて、レッスンにおけるクラシックギターでの話。

 

弾き込むほどに味の出てくるバッハの曲をやっていまして。

 

タンタンとしていて、高揚を表現するにも表しにくく、

演奏も難しいけれど、所々に出てくる綺麗な響きも相まって、

少し掴みかけると、味が出てきて最後まで挑戦したくなります。

 

負けず嫌いの方は?是非、挑戦してみて下さい。