「春を鬻(ひさ)ぐ」とは

花柳(芸者や遊郭)で使われていた言葉で

春を売る、売春の意味だそうです。

 

 

ヨルシカは、2017年に結成された

コンポーザーのn-bunaさんと

ボーカルsuisさん2人組のロックバンド。

 

CMに使われている「春泥棒」

という曲でこのグループを

ご存知の方が多いかもしれませんね。

 

今回弾き語りをしてみた「春ひさぎ」

初めてこの曲を聞いた時

何年かに一度出会う

”ハマってしまった”状態に。

 

歌詞やメロディーに毒性があり

どうしても歌いたくなったのです。

 

ちょっとドキドキするような言葉も

このサウンドの中では

艶っぽくも決して下品にならない。

 

冷めた目で人生に

愛想を尽かしているようで

どこかで希望を捨てていない

そんな気持ちが見え隠れする

言葉のバランスが好きです。

 

私の勝手な解釈ですが、、、

歌っているうちに

ふと、昔見た五社英雄監督の映画

「吉原炎上」(1987年)を思い出しました。

 

吉原遊廓を舞台に

主演の名取裕子さん演じる花魁が

トップに昇り詰めていくお話。

様々な葛藤や愛憎が壮絶にそして甘美に

スクリーンいっぱいに描かれていました。

 

かなり衝撃的なシーンが多く

見るのが辛い部分もあったけれど

それさえもとにかく美しかった!

 

今回は歌ったことのない曲調と

言葉の言い回しに振り回されて

演奏に手こずる自分が新鮮でした。

カバー曲は発見がいっぱい!

暫く続けていきたいなと思います。