令和の山初めは錫杖ケ岳がふさわしい! | 山と素人絵日記

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週末を待ちわびて夫婦であちこちの山や観光地に出かけています。
数年前から思い出を絵にすることにしました。

令和にふさわしい美しく調和のとれた山キラキラ
ピン!とくるのは我が心の里山、錫杖ケ岳チョキ ~津市芸濃町・標高676m~
5月1日登山と思ったが、朝から清澄な清め雨で流れて翌2日となった。

 6時半、いつもの駐車場に到着。 外は肌寒いが、登り始めたら大丈夫だろう。スタート!
 この橋を渡り、左折。約50mで本法寺へ。

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 本法寺の右側が登山口です。

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杉林の中、切り通された山道だが、階段の荒廃ぶりが目を惹く。


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 階段を登り終えると分岐地点だ。
直進すればBコースと言って沢沿いの道となり、 6~7合目が胸突き八丁となる。
今回私は、左折して南尾根コースを辿ることにした。最もアルペンチックなルートだ。
  
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分岐地から約100mの急登後、第一展望台に着く。
木立の間から錫杖さんが覗く。

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この辺りには野生化した茶の木が残る。昭和の初期には開墾地だったのだろう。
錫杖さんの整った姿は富士に似ているね。新緑がいい感じだキラキラ


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杉林の急登路の途中で足を止める。雨上がりの山肌は充分な水分を含み足腰にやさしい。それほど滑ることもない。むしろ乾燥時の方が急登が多いだけによく滑る。

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登り始めて小一時間後、ようやく尾根に取りつく。わずかな水平道を楽しむ音譜

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尾根道最初のコブが現れる。現在は左をトラバースする。

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       ↑  
このトラバース道は2~3年前に出来上がった。しかし大勢のハイカーが通過するたびに土砂が流されて、ご覧のように剥き出しの根が現れるようになった。
果たして、この大木もあと何年持ちこたえることができるだろう?

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2つ目のコブは右にトラバース道が準備されてます。

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                              ↑

 コブを越えると平坦な道となる。すると登山道を塞いでいたと思われる杉の大木
 が真っ二つに切断され、通り道となっている。その切断面に注目します。

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 ‶合掌 ヒゲG” の2文字が見える。
10年程前になるだろうか?共に50代後半で、千回錫杖ケ岳登頂に挑戦していた
ヒゲGことKさんとは、よく顔を合わせていて懇意になるにはそれほど時間を要しな
かった。山を通じての交流が深まるにつれてお互い気が合うというか、お互いリタ
イアー後には全国の山を回ろうと誓い合っていた。そんなヒゲGさんに突然病魔が
襲い掛かった。見る度に頬が削げ落ち、イケメンのKさんの表情はまるで別人のよ 
うに変わっていった。亡くなる直前まで錫杖ケ岳に登りつめていた。「オグさん、
以前は1時間で登っていたのに、今日は2時間半かかったわ」と言うヒゲGの弱弱し 
い笑顔が忘れられない。入院中に医者から許可を得て登った錫杖も100回近いと
思う。また大勢の錫杖愛好家達からあれほど愛されていた方はいない。 合掌 
 
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小さく下り大きく登るの繰り返し。


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しかし楽しくなるね。この力強さは半端ないよ!

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 またまた錫杖さんの力こぶ。それぞれ個性的な筋肉。
 
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 こりゃ!? なんのオブジェじゃーラブ なんとも愉快でないかいグッ


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小鳥のさえずりを聞きながら深緑を愛でる、これほどの贅沢はないラブ

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木立の向こうに錫杖さんの山影が見えます。

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木漏れ日もさることながら、あのぽんぽこ、ポコポコとの鳴き声は一体何?
木魚のように聞こえるので以前、仏法僧か?と尋ねて笑われたことを思い出す。


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最初の岩場だ!周囲の馬酔木が成長するにつれ恐怖感は反比例(笑)


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 陽だまりがたまらない。

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おやっ? 水音! 眼下にこのところの雨で小滝ができていたキョロキョロ


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雑木の木立の急登ご目の前が明るくなった。 第二展望台だ!


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 錫杖湖
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第二展望台から先が岩場の連続だえーん 道が不明瞭となるが、尾根筋を逃がさなければほぼ大丈夫だ。

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両手を駆使して、背丈ほどの岩を越えると木立の向こうに絶望的な岩壁ビックリマーク
一の壁が立ちはだかる! この傾斜がなかなかなもので、中央右のロープは当てにならない。


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一の壁に近づくにつれ絶望的になるが、左手に巻道とロープが設置されている。

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二の壁と始めて相対した時は、脱出口をどこに求めればよいのかずいぶん試行錯誤したものだ。ロープもマーカーも全くなかったころ初めて妻とこのコースにきて公開したことも思い出される。

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正解は全面大岩の右肩が唯一の脱出口だ!

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大岩基部の洞穴入り口に咲いていた「日陰の花」


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トラロープの助けも借りて脱出成功!

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三の壁
ロープの先右から回り込んで登る。

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この岩の横がをがマッターホルンそっくりなんですが、頭の部分しか見えてないですね。さらに回り込みその岩の上に出ます。

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 第三展望台
 大岩の頭頂部です。正面の山は経ケ峰(標高819m)
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 大岩からそお~と振り向くと、錫杖さんのてっぺんが覗いています!

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 さあ、降りて山頂に向かいましょう!

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相変わらずの急登ですが、美しいアセビの群生地です。

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この岩壁の上が、東屋です。 左手から回り込みます。

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 変な所で、今日はここまでとさせていただきます。眠いです。