今回は理科と社会です。近年の過去問の出題から逆算した「受験前半戦の学習の進め方」について少々書いてみます。

まずは理科の物理です。

物理は知識問題が少なく、それゆえすぐに解ける問題も少ないです。考えて解く問題が大半を占めます。なので、夏前に公式などの知識を入れておき、夏からそれを使って解けるように準備していくのが理想です。

続いて、化学は知識がないと全く手が出ないものが多いです。これは物理以上にその傾向が強いといえます。1年の内容→2年の内容→3年の内容と積み上げていかないと受験問題は解けないものが多いんですね。そういう意味では、英語や数学に似ていますね。

生物は、実験考察問題で典型的なものはあまりでなくなってきており、教科書•資料集などに載っているものの中でもかなり細かい知識が問われるようになってきました。なのでじっくり何度も教科書などを読み込みたいところです。

地学は、天体が難しいので直前期は天体にかかりっきりになります。それを考えると他の地震•天気•火山など前半戦でやれるものはできるだけ先にやっておきたいですね。

こうしてみると、理科は結構やること多くてお腹いっぱいになりそうですけど、他科目と違って「どこからでも攻められる」という利点はありますよね。だから気分が乗るジャンルから取り組めばOKです。それが理科のいいところでもあります。誰とでも仲良くなれる科目なんですよ。

対して社会だと歴史をスタートさせたいところなんですが非常にボリュームがあるんですよね。そんなに簡単には終わらないですよ。江戸まででも1800年分以上のボリュームです。

しかも明治以降の「近現代史」を夏にやり、9月以降に「公民」が待っていることを考えると、夏前に江戸までは前半戦でしっかり復習したいんです。これがかなりきつい。途中でやらなくなってしまって室町以降に手が出ないみたいなことがよく起こります。

だから歴史はちょっとずつ復習しましょう。歴史漫画でも、なんでもいいですよ。気分が乗らなければ人物から入るのもありです。大河ドラマ的なアプローチです。とにかく少しずつ少しずつ。

社会でも地理はそんなに気にしなくて大丈夫ですね。過去問をみる限り、夏前に日本の県や世界の国の位置など覚えておいて、夏に一気に知識を入れて演習すれば十分間に合います。

県や国の位置関係覚えるならアプリの「日本パズル」「世界パズル」がオススメです。空き時間に楽しく覚えることができます。

とにかく社会の前半戦の勉強はやっぱり歴史ですね。細く長く歴史と向き合って下さい。


★千葉県高校入試 理社前半戦の進め方まとめ★

理科は好きなジャンルからでいいので、復習をスタートさせ基礎知識をつけていこう!

社会は江戸までの歴史の復習をスタートさせよう!歴史漫画がオススメ!地理はアプリのパズルで楽しむ!