韓国における,オンラインゲームハッキング防止ソリューションの今日
4gamer.netにて韓国におけるオンラインゲームハッキングの手口や防止ソリューションの特集が掲載された。
それによると、ハッキングには以下の方法があるという。
・スピードハック
・Auto Mouse,Macro,BOT
・パケットハッキング
・メモリハッキング
・ファイル改変
・専用ハックツール
■スピードハック
自分に優位になるようにプレイヤーキャラクターの移動速度や攻撃速度を高めるやり方。これを使うと、キャラクターの移動/攻撃速度を高めるアイテムやスキルなど正規の手順を踏まなくても劇的なスピードアップ効果が得られる。
スピードハックサーバー/クライアント間でやりとりされるパケット量にも影響し,サーバーに大きな負荷を生じさせる。
■Auto Mouse,Macro,BOT
MMORPGにおける狩り(モンスターとの戦闘と戦利品の回収)を自動化するツールである。韓国では一時期,寝る前にこういった自動化ツールを設定し,無人狩りを行うプレイヤーが非常に多かった。日本でも,RMT(リアルマネートレード)業者が組織的にBOTを用いるケースが見られる。一般プレイヤーの狩り場が荒らされたり,ゲームに接続しづらくなったりという被害も発生する。
■パケットハッキング
サーバーとクライアントの間でやりとりされるパケットデータをハッキングし,自分にとって都合のいいように改変するというやり方。例えばプレイヤーキャラクターがモンスターを攻撃してダメージを与えたとき、サーバーに送信されるダメージの数値が「5」であるとき「500」に書き換えて送信すれば、通常よりも大きいダメージを与えたことになり、戦闘のバランスは不正者にとって極めて有利になる。場合によっては,モンスターの出現位置や戦利品の内容なども書き換えられるだろう。
■メモリハッキング
オンラインゲームのクライアントを解析し,メモリのどの領域に情報が入っているのかを把握して、それを任意に操作するのがメモリハッキングだ。ある日突然アイテムが消えているなどの事態が発生する。
■ファイル改変
ゲームクライアントを解析し、コードを書き換えることで,ゲームを思いどおりに改変するというやり方。例えばキャラクターの移動を阻む障害物の判定を無効化、不正に行動範囲を広げるといったことが可能になる。
それに対する韓国のセキュリティ事情だが・・・
今韓国で最も有名なのはINCA InternetとAhn Labの2社である。
【INCA Internet】
INCA Internetは,韓国で初のオンラインゲーム保安ソリューションである「nProtect GameGuard」を開発し,韓国内の「Lineage」「Lineage II」「Netmarble」など,40種以上のゲームタイトル/サービスに提供している。海外では,日本,アメリカ,イギリス,中国,台湾,ブラジルなど,16か国/50以上のゲームタイトルで利用されている。そのセキュリティ方法は証券会社など金融機関でも採用されている。
INCAによると、現存するハックツールは数万種を超え,世界中のハッカーによって日々新しいツールが生み出されており、ハックツールに対する100%の遮断/防御は不可能かもしれないが、蓄積してきたノウハウを活用し,80%以上のハッキングを遮断しているという。
【Ahn Lab】
韓国で一番有名なウイルス対策ソフトを開発したIT企業が「Ahn Lab」。同社製品は「Hack Shield」。韓国でのマーケットシェア第2位を占めるソリューションである。
」。現在Hack Shieldは韓国で24本のオンラインゲームに採用され、日本でも「スカッとゴルフ パンヤ」や「クールにバスケFREESTYLE」 などに導入されている。さらに、同ソリューションは、とくにハッカーの水準が高いと見られている中国市場で最近好評を博しているという。