この手の位置が重要です。
うちの子たちはお腹の中で丸まることができず
すでに脇が開きまくっていた人たちなので
この手の位置が苦手。
手のひらが外側に向いちゃったり
中に引き込んじゃったり
そもそも肘を後ろに引きがちです。
無理やり出そうとするのもなんかね…
なので手を出さないことも多い。
でもできるときは
寝てる時にそっとだしてあげます。
頭を出した巻き方の方が
手をこの位置に持ってきやすい。
脇だけの話ではなくて、
手を舐めることが手の感覚や神経発達に
ものすごく効果的だったり
手足が中央に集まることで
自分の中心を覚えるという
手を顎の下に持ってくることには
それはもう本当にたくさんのいみがあるのですが
長くなるのでここでは割愛。
話を戻しまして
脇を締めると
正しいうつ伏せ・ずりばいに繋がり
それがその後のすべての行動につながります。
腕や肩の力に頼らず体幹を使うから
全てにおいて疲れない仕草ができるようになる。
それに無意識に体幹を使うから
自然と腹筋が身について
当たり前に逆上がりとかできる。
みんなが当たり前にできることができない子は
基本この体幹が育っていないから。
別に腹筋運動なんかわざわざしなくても
当たり前につくはずの筋肉なんですよ。
むしろ本来はお腹の中でつけてくるのだけれど
丸い子宮で育てないとお腹の中で
体幹を育てることは難しい。
(理由は過去に書いたとおもうけど
記事が見つけられない)
脇の話に戻って、
私が授業中板書とれなかったのも
これが理由の一つ。
姿勢が悪くて脇が開いたまま
首肩腕を緊張させて
筆圧コントロールできずに
ものすごい力で書いてたから
すぐ疲れて板書とれなくなった。
板書取れない問題は分離運動とか反射とか
他の問題もあるんだけど
やっぱり脇の問題は大きかったと思う
がんばって2〜3行書くんだけど、
疲れるし字も汚いし嫌になって
集中力途切れて別のこと考えるようになって
授業全く聞けなかったり居眠りしたり。
友達が字を書いているのをみて
なんであんなに楽そうに書けるんだろう
なんで私の筆圧はこんなに強いんだろう
って子供ながらに不思議だったのを
今でも覚えている。
硬筆もながいこと習ってたけど
いつもすごい疲れてたなぁ。
絵が好きだったけど
描いてるとすごく首肩背中が疲れて
やっぱり集中途切れて
最後まで描くことができなかった。
得意を伸ばしましょうというけれど
不自由な身体だと
好きなことすら満足にやり通せない。
疲れやすい身体だと
大人が思っている以上に
子供はいろんなことが制限されるんです。
大人になったらできるようになる
と思うかもしれませんが
それはできているように見えて
代償動作で成り立ってるから
同じことをしているようで
普通の人よりずっと疲れる。
そして身体を壊すんです。
わかりやすいたとえ話すると
スポーツ選手なんかでも
怪我しやすい人しにくい人いますが
身体の使い方の癖がその差を生み出すんです。
一般人はそこまで無理することをしないけど
歳をとってくると元気な人と
あちこち痛いっていってる人と
わかれてきますよね。
それはもちろん脇だけの話ではないのだけれど
赤ちゃんのときに脇を締めることが
体幹ふくめ全身の発達につながってくる
という意味で
やはりすごく重要だなと改めて思いました。
というわけで
赤ちゃんと一緒にズリバイがんばります!!