教案見ていて、ときどき
え!なんで??
ってなります。
この文型でなぜその練習を?!と思うことがよくあるのです。
例えば、
「~たら」の文型で、
フラッシュカードで、た形を練習させて、
「~たら」の形で練習させない。
た形の復習は必要かもしれないけど、
今日の勉強は「~たら」でしょ~!!
条件の文法は前件と後件をつなぐことが必要だし、
後件にどんな文を取るのかが重要。
「~たら」は意志、命令などオールマイティーくんなので、
いろんな形で練習させてあげることも大切だと思います。
他には、拡大練習とかも気になります。
よくわからないタイミングで拡大練習をさせる先生がいたんですが、
なんで?ってなりました。
長い文が言えないときの練習だと思ったらいいと思うんですよね。
要素を増やして長い文を作るときとか、
あげもらいとか、自他動詞とかの文で、文の要素を整理するときとか。
「てあります」の文型でて形の練習しかしないとかさ、
うそだろって思うけど、そんな教案最近見たわ。
みんなフォームばっかりやりたがるのなんでなの?
30課
「~に」「なにが」「~てある」と
「~は」「どこに」「~てある」
っていう文型は質問文も違うし、
きちんと整理するには助詞の使い方も理解させたい。
そんな時きちんと口頭で言えるように拡大練習したらいいと思うのよ。
それからね、
急に応用練習みたいなことをさせようとする先生が多いんですけど、
導入→基礎→応用ってちゃんと段階を踏んでやらせてあげよ??
授業の組み立て方の基本の考え方として、
「授業が終わったときにその文型を使って、話せるようになっている」
を目指すこと。
どういう場面で、どんな表現を使うのか、導入でゴールを示して、
そのゴールにたどり着くための道筋を逆算しよ??
「~てください」を教えたいなら、
依頼表現「すみませんが、~てください」が言えるようにする。
そのためにて形を導入する。
さらに「どうぞ~てください」を勧める表現を教える。
それから指示の表現を教える。
(ほんとはみん日の掲出順は指示、依頼、どうぞ(これなんて言うの?)なんですが、私は依頼から教えちゃう。)
練習はとにかく最初はリピートさせよ?
導入の例文のリピートちゃんとやろ!
(あとこの時にちゃんと自然な日本語のアクセントとイントネーション教えよ!!
マジで助詞を強調しすぎるのやめてほしい。)
それから語彙を入れ替えてて形変換練習。
イラストを見て、場面での運用練習。
最終的に実際にお菓子を配ってみるとかさ、実践ができれば一番良い。
とにかく
「何ができるようになるのか。」
「そのために何が必要なのか。」
あと、これを考えるときに
いつも教師の視点で考えるのをやめましょう。
学習者の視点で、どうやって練習したら話せるようになるのか。
教えるのではなく、習うときに効果的な練習って何なのか、
考えてみてほしいと思います。