とつぜんですが、「偶数月」って何て読みますか?

 

わたしの周りは「ぐうずうづき」なんですが、

辞書には「ぐうすうつき」と濁らない形で書かれているようなのです。

 

学生に、

「ぐうずうがつ」「ぐうすうげつ」は言わないの?と聞かれて

えー!ってなったので、シェアしておきます。

 

まず、わたしの周りは圧倒的に「ぐうすうづき」だったのですが、

学生が「ぐうすうがつ」とか「ぐうすうげつ」といっていても正直わかるので、

大した間違いではないかなと、個人的には思います。

 

ただ、なんで言わないのかと聞かれたら、

皆さんは何と答えますか。

 

「いわないから」といってしまえば簡単ですが、

日本人でも全く言わないとも限らないのです。

実際、結構こういうことがあって困ります。

「一人前」の読みを「ひとりまえ」とはいわない!と教えたのに

スーパーで「ひとり前」と書かれたお豆腐を見つけました。

商品名としてこれなのか、ほんとに「一人前」の意味で書かれているのかはわかりませんでしたが、

語彙として存在するなら、「いわない!」とは言えないですよね。

 

とりあえずポイントを整理しておこうとおもいますが、

観察と内省に基づくものなので、正しいかどうかはわかりませんので、あしからず。

 

まず、①カウントするものと②ナンバリングするものに分けます。

 

①カウントするもの

奇数・偶数は助数詞と一緒に使うことが多いかな、と思ってこのようにしてみました。

偶数人、奇数個など

 

②ナンバリングするもの

n番目の(名詞)

 

「月」がどちらに入るかというと②の方になるので、

「偶数番目の月」となり、その際に名詞としての読み方は「つき」

なので、「ぐうすうつき」となるのかな。と思いました。

 

ただ、同様に「日、年」の読み「ひ」「とし」と名詞単体の形にくっつけてみると

「ぐうすうび」はメジャーなのですが、

「年」は「ぐうすうとし(どし)」より「ぐうすうねん」の方が優位みたいです。

 

うーん、仮説が外れました。

 

とりあえず、「ぐうすうづき」と教えて、

「ぐうすうがつ、げつ」はあんまり聞かないなー。

というしかないのでしょうか。

変換ちゃんとされるし、なんかめっちゃいうような気がしてきた…。

 

カレンダー関係の読み方は身近すぎるがゆえに

バリエーションが多くなってしまうんでしょうか。

 

初級の段階で、「1月」といってたのに、

「一か月」が出てきて「ひとつき」とか呼び始めるとか

もうパニックですよね。

それがひらがなだけならまだしも、漢字語彙として読みも覚えていかないといけないのが難しい。

それでこんな揺れがあるのも悩ましいですね。

 

「伝われば何でもいいよー」っておおらかに勉強できるといいですよねー。