術後1週間の経過が良好だったので、8日目から職場復帰しました。基本的に座り仕事です。復帰から3日間の勤務で感じたことなど書きます。初日はホントに辛かったですが、次第に慣れてきました。椅子にクッションを追加したりと、試行錯誤中です。

 

 職場の人たちからは、装具が医療器具には見えないね、最近の三角巾はデザインが凝ってるわねぇ、スポーツギアっぽくてオシャレとか、カメラバッグみたいとか、謎の赤いボールを運ぶ係、などとイジられています。

 私は満員電車での通勤に不安があり、勤務先には6-8月の間、時差通勤で8時-16時を認めていただきました。乗車率も9割くらいなので、大丈夫です。

 大丈夫じゃなかったのは片手でのデスクワークです。慣れない左手でマウスやキーボードを操作するのも長時間はきついです。書類を探したり、めくったりするのに、ちょいちょい右手を使っています。紙に書く時は、装具のクッションの上に紙を置いて、筆先だけで筆圧をかけずに書きます。患側でホチキスなどしようものなら、骨にまで衝撃が走りそうです。

 初日の勤務を終えて帰宅すると「肩よりも、装具で首と腰が悪くなるんじゃないか」と真剣に思いました。「4週間だけなのだから、ガマンしよう」と思ったけれど、数時間もムリです。普通に座りっぱなしだけでも「度々立ち上がって、体勢を変える」必要があるのですが、装具を付けていると、立っても歩いても何も解決しません。


 ここからは独断と自己責任なので、決しておすすめしないのですが、長時間座っている時は、腰のベルトを外しています。外した時は、手首用ストラップをベルト通しに固定するか、スウェットパンツなどに付いている腰紐を赤いボールにくくりつけ、肘が後ろに回らないようにしています。マイルールで腰と首のストラップを同時に外すことはしない、とか。のストラップを外して腕と手首のマジックテープだけで腕を固定するなど、いろいろ工夫しています。長時間同じ体勢の時に限っています。

 本当はマイルールとか言っている時点で、アウトだと思いますので、これから経験される方、現在装着中の方は、どうぞ聞き流してください。


 しかし、寝る時は装具を正しく付けています。起床時、着替える時に装具から腕を外すとピリピリとした痛みがあるからです。「朝のこわばり」

すなわち腕を長時間固定しているから痛くなると思い、セルフリハビリしています。


 リハビリの先生からは時々、患側の腕を装具から外して、もう一方の手で手首を支えながら、肘を曲げ伸ばしすると良いと聞きました。装具を外してストレッチする時の気持ちは格別ですね。