主治医の先生が、開口一番に聞いたのは「痛みますか?」とのこと。私は痛みはほぼない、まだチクチクする時はあるけれど薬を飲むほどではない、と答えました。先生は「もし、寝ている間に痛かったらこの薬、外出中に痛くなったらこの薬」と使い分けを教えていただきました。

 

 次に朝撮ったレントゲンの画像を見ました。驚いたのは上腕骨頭の先端がスパっと直線だったことです。先生曰く、その部分の骨が新しく成形されかけていたから切りました、とのこと。私の右肩はまわすたびに音がしていたので、あの摩擦で骨棘ができたのかなと思いました。


  実は私の左足の甲には骨棘ができています。これも武道が原因で、床面との摩擦で長い期間かけて膨らんだ部分があります。靴が当たると痛みがあります。数年前ですが、私の勘違いから皮膚科を受診したところ、骨だから整形外科へ行けと言われた記憶があります。しかし、その後に肩が痛み出してから、整形外科には何度も足を運んだけれど、足の甲の骨など、どうでもよくなっていました。私は骨棘が出来やすい体質なのですかね?そのコツキョクという言葉を久しぶりに聞きました。


 手術中に関節鏡で撮られた◯型の写真で、ビフォーアフター写真を見せていただきました。

ビフォ写真には、本来の骨頭の周りに、少し気泡の入った薄い層が見えました。新しい骨ってサンゴみたいな感じなんですね。


 腱板断裂した部分のビフォー写真は「モヤモヤしたささくれ状の組織」ように見えました。アフター写真は、青や紫色の糸が狭い箇所に縫い込まれ、人の手でしっかりと繕われた靴下の穴みたいです。複雑に入れ組んだ縫い目は、熟練した職人の手仕事に見え、私は「これが自分の一部になった」と感慨深い思いがしました。


 上腕二頭筋長頭腱の処置は、青っぽい色の結び目が、白い骨の上につなぎとめられているのが、赤い筋肉の間に垣間見ることができました。なかなかグロいトリコロール🇫🇷でした。

 いずれの写真も、骨に埋まっているアンカーは見えなくて、紐🪢の部分がよく見えました。


(次回、武道の写真を主治医に見せる)