朝ごはんの後、普段着に着替えようかな、でも装具があるので、自分1人で着替えてもよいのかな?と思案していると、看護師さんから20分後にリハビリですと言われました。別フロアのリハビリ科へ行ってくださいとのこと。慌てて向かいました。

 リハビリ科はラジオがかかっていて、ぱっと見はジムのようです。トレーニングしているのはパジャマ姿の入院患者さんばかりですが。


 先生がおもむろに私の右腕から装具を外しました。二の腕のあたりはしっかりと掴んだまま、いろいろな角度に曲げはじめました。

 

 私は病室で右手のしびれを自力でなんとかしようと、患側の手首をグルグル回していたら、看護師さんから心配そうに「リハビリの先生に聞いてからにしてくださいね」と言われてしまったので、まだ動かしてはいけない時期だと思っていました。なので思わず「そんな大胆に動かしても大丈夫ですか?」と聞くと、「筋肉が拘縮しないように、動かすのですよ」とのこと。自分でも、装具した状態でなら、痛くない範囲で、動かしても良いそうです。それ昨日、知りたかったです。と心の声が言いました。


 そこに主治医の先生がリハビリ室にいらして「調子はどう?」と聞きました。私は「リハビリ最高ですね」と答えました。慣れない装具のせいで、腰や背中まで凝っていたので。 「昨晩は眠れましたか?」との質問には、痛みが強くて眠れず、坐薬をもらって、やっと眠れたことを伝えました。すると退院後の痛み止めの種類を増やしていただきました。痛みへの対策が万全で助かります。 

 これまで主治医とリハビリの先生方とは、病室でそれぞれ個別に対応していただいていたので、こうして3人で集まると、軽い話しかしていなくても、連携が強まる感じがして、とても励みになりました。


(次回は、午後の指導付きシャワー)