手術の翌日は終日、病室で過ごしました。シャワーを浴びれず、ベッドで身体を拭いていただくのみ。でも介助つきでパジャマには着替えられました。看護師さんは装具を着ける補助はしていただけるのですが、装着方法が正しいかどうかまでは分からないようです。

 病室にリハビリの作業療法士の先生が来られ、私の装具についての質問「具体的に肘がどの位置に収まるべきか」とか、寝返りの方法などを教えていただきました。患側が上になり、床面にクッションを置いて装具の位置を保った状態なら寝返りしても良いと聞き、うれしくなりました。地味だけど。ご担当いただくのは女性の先生です。マッサージも的確で、やはり専門家は違うなと思いました。

 その後、母親が面会に来て、持って来てくれた果物を食べました。面会中に主治医の先生がいらして、母を紹介することができました。

 先生から、もうすぐ首からつながる麻酔薬が終了するとのこと。痛み止めは基本的には夕食後の服用のみ。全身麻酔後の吐き気と、肩の傷の痛みのピークが重ならないように、肩の痛みが後からくるようにしたからね、でも、痛かったら痛み止め処方できますからね、とのこと。


 その晩の夕食は完食、持ち込んだPCで韓国ドラマを観てから消灯。しかし、寝ついたところで起こされ、抗生剤の投与。午後10時頃でした。そこからに骨と筋肉に痛みが走りました。痛みスケールでいうと4くらいですかね。最初は「だって骨にハンマーで釘を打ち込んだのだからね、2箇所も。痛くて当然でしょ、ちょっとだけ耐えてみる?」と思ってやり過ごそうとしたのですが、ズキズキが増大する一方。午前2時頃になって「そろそろ限界だ」と看護師さんに坐薬の痛み止めを入れていただきました。効くまで時間はかかりましたが、痛みが弱くなり、数時間は眠ることができました。


 先生の言ったとおりに痛みがくるのも、あれほどの強い痛みも薬でおさまることは、すごいな、と思いました。