大学病院の先生はMRIの画像を見て「この空洞に入れるぞ」と肩峰のあたりに太い注射針で刺したかと思うと、皮膚の下で針をくるっと回しました。「刺さったまま、動かすなんて!」と直視できず、声も出ませんでした。意外と痛みはそれほどでもなく、炎症をおこして腫れている部分に冷たい液体がじわっと広がる感覚がありました。


 地元整形で打った時は、先生に毎回「どこに打ちますか?」と聞かれました。そう言われると、痛む箇所が、前だったり、後ろだったりと、自分でもよく分からないのです。「適当に」とも言えず、肩周りに3ヶ所くらいに分けて入れていたことを思い出しました。1アンプルを3分の1ずつ注入していたのでしょう。最初の注射のときは1ヶ月くらい持続していたのですが、やがて効果が数週間ほどになっていました。


今回はどのくらい持続するのかなぁと、半信半疑でした。