たまには嵐小説家?らしくねω
和也SIDE
「虹が綺麗だよ。いやお前の方が…」
歌詞に詰め込んだ甘い言葉、素直な愛。
綺麗事はこの中にしかない。
今付き合ってる彼女とも、
いつかは別れるのだろう。
大体、重いんだよ。
いつでもどこでも和也和也って。
そんなカップルになりたいなら、
相葉さんとかにすればいいのに。
———って言っちゃった。
昨日の夜に。
でも今日は来るだろう。
なぜなら、俺の誕生日だから。
あいつは何にも考えてない奴だから。
和也「…ただいま。」
玄関は暗い。
もしサプライズでもされたら面倒臭いなと思いつつリビングへ向かう。
和也「おーい。帰ってきたぞ?いい加減出てこいよ。」
……………
しかしそれはただの独り言だった。
居ない…のか?
あいつとはなんだかんだ二年ぐらい付き合ってるけれど、
こんなことは一度もなかった。
もしかして昨日のこと……
急に不安がよぎった。
あいつが傷つかないだなんて、
俺のただの過信だったのかもしれない。
一日中泣いてるかもしれない。
まさか俺が相葉さんなんて言ったから…!
これまで抱いたこともない感情が湧き、
急いで相葉さんに電話した。
和也「あ、もしもし?
そっちに璃乃いない?」
雅紀「どうしたのニノ?
璃乃ちゃんって彼女だよね?
彼氏の誕生日に俺んちに居るわけないじゃーん。
ノロけないでよね、まったく。」
相葉さんの返事に嘘がないことは、
声色ですぐに分かった。
じゃあ、どこに…?
まさか一人で夜道を歩いて、
誰かに手を出されてたりしたら…!
一人で勝手に俺は慌てた。
その時…
璃乃「ただいま!
ごめんね遅れちゃった!
誕生日おめでとう!!
家でケーキ作ってたんだけどさ、
何度も失敗しちゃって……」
いきなり飛び込んできたその声は、
やけに元気で、
底抜けに明るくて、
喋りだしたら止まらない、ほんとにバカな、
璃乃の声…。
和也「バカ…!お前俺がどんだけ…!」
最後まで言う前に、
俺は璃乃を抱きしめている。
こんなふうに抱きしめたのは
一ヶ月前ぐらいに酔った勢いでヤッた時以来かな…。
酷いもんだ。
璃乃「ごめんね。私が、ケーキなかなか作れなかったからだよね…?」
和也「違ぇし…。」
璃乃はバカで、重くて、面倒臭い。
なのに…なんで…
璃乃「…和也?ねぇ、なんで泣いてるの?なんで?」
和也「…分かんねぇ。
ほんとお前と居ると調子狂うんだよな。」
俺は璃乃の顔を両手で包んだ。
綺麗で、無垢で、素直な顔。
こんなにちゃんと見たのは初めてだ。
そのまま唇を重ねた。
赤くなり俯く璃乃。
真っすぐな璃乃の瞳は、
いつも俺に向いていた。
それなのに俺は…。
俺の方がよっぽどバカだったのかな。
和也「…なぁ、璃乃。
やっぱり俺、お前とずっと一緒に居たい…。」
璃乃「うん!ずっと一緒だよ!
ねぇねぇ、ケーキ食べよ!」
あのなぁ、俺の一世一代のプロポーズを…
まぁ…いいか…(笑)
おわり★
ニノ29歳おめでとう!
久々だなこんなに甘いの書いたのは…
久々すぎて疲れた(笑)