旬SIDE















旬「みーけたっ。やっぱりそこにいたかぁ。」



みゆ「え?あっ、旬!」





案の定、みゆはいつもの土手に座って泣いていた。






俺もみゆの隣に座り、
そっと抱き寄せる。




みゆ「…どうしよう、旬…。」


俺は力を込めて抱きしめる。



みゆ「…この子、産んじゃだめ?」



旬「…ああ。ダメだ…。

その子は生まれてきちゃ、いけない子なんだよ?」


みゆ「分かってるよ…!そんなこと。でも…。」



旬「…中絶、しよ?

早い方がいいと思うし。」


みゆ「…そんな簡単に言わないでよ…。」


旬「でも、世の中は、こういう恋愛は認めてくれないから。」




みゆ「…兄弟が恋愛対象だなんて、バカだよね。ホント。」




俺はその言葉が頭にきて、強い口調で言った。






旬「…なにそれ。
お前も、本気だったんじゃねぇのかよ。

だったら、そんなこと言うなよ。

…俺の事まで否定すんなよ。」





みゆ「…ごめん。

本気だったよ?
いや、本気だよ?…今は旬に恋することに。」



少し抱きしめる力を緩め、
みゆの頬の涙を払い、
唇を重ねた。



甘く、優しく、みゆの舌を絡め、そっと唇を離す。




旬「どんなに頼りない、双子の兄でも、一人より二人の方がいいだろ?

…ずっと傍にいるから。
大丈夫。ね?」



みゆ「…うん。ありがとう…。

ちゃんとけじめ、つけなきゃ…ね。

明日…病院、行こうかな…。」



旬「うん。一緒に行こ。」















続く★