OGK KABUTO 新城幸也 応援ブログ -57ページ目

今日は39kmのチームタイムトライアル

新城選手はドーフィネ・リベレのあとこのコースを下見していましたし、今朝も全員で試走をしました。

「難しいコースです、道が狭く、9人が並べないですよ」と言っていたのですが…。

Bboxブイグテレコムはパンク2回、落車1回などのトラブルで、大きくタイムロスするはめになってしまいました。

「そういうこともあるさ」、落車には巻き込まれなかった新城選手はあくまでも前向きです。

ステージ優勝を狙うBboxブイグテレコムの動きに、今後ともご注目下さい。

【大前仁】

ツール・ド・フランス 第3ステージ ダイジェスト

ツール・ド・フランス2009第3ステージ
横風ステージでブイグ苦戦、日本人選手が再びトップ10に食い込む!

連日目立っている日本人選手の走り。横風コースでBboxブイグテレコムは苦戦を強いられたが、別府史之(スキル・シマノ)がステージ8位に入る活躍を見せた。ステージ優勝は2日連続でマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)が飾っている。

フランス第3の都市マルセイユから、平野部を突っ切ってラ・グラン・モットにゴールする第2ステージ。コース全長は196kmと長めだが、スプリンターに苦戦を強いるような上りは少ない。平坦コースとしての定石通り、レースは序盤からサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)ら4名が逃げグループを形成し、スプリンターチームが追い上げる展開に持ち込まれた。

平野部を駆け抜ける選手たちを待っていたのは、「ミストラル」と呼ばれるこの地域独特の季節風だ。強風が吹き付ける横風区間で、それまで集団をコントロールしていたチームコロンビアが一気にスピードを上げると、集団は中切れが発生して分裂してしまう。ゴールまで30kmを残してチームコロンビア率いる集団は大きく絞られ、それまで逃げていた選手たちを吸収した。

チームコロンビアの奇襲攻撃により形成された28名の先頭集団は、ライバルチームが協力してペースを上げる後続集団を突き放してゴールへ。人数を揃えたチームコロンビアに発射されたカヴェンディッシュが、ライバルのトル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)らを下してゴール。危なげない走りでステージ2連勝を達成した。先頭集団に残った別府史之(スキル・シマノ)はステージ8位に入り、日本人選手が2日連続でトップ10に食い込む大健闘を見せた。

Bboxブイグテレコムは一人も先頭集団に選手を送り込めず、41秒遅れの大集団でゴール。前日5位に入る活躍を見せた新城幸也(Bboxブイグテレコム)は58位でレースを終えた。

Bboxブイグテレコムのアルノー監督は「たった1kmの横風区間でも集団は分裂してしまう。今日は完全にチームコロンビアの罠にかかってしまった。集団内の位置取りを失敗し、Bboxブイグテレコムは誰も先頭集団に送り込めなかった。ウィリアム・ボネで最終スプリントを狙う予定だったので、トマ・ヴォクレールらが懸命に追走。しかし結果的に先頭集団には追いつかなかった。諦めない走りを見せたことが唯一の救い。」と敗戦を振り返った。翌日は2005年以来の登場となるチームタイムトライアル。アルノー監督は「チーム一丸となって闘う」と意気込んだ。

TEXT: Kei Tsuji

第3ステージのゴールにて

ゴール後、スキル・シマノの今西尚志さんと挨拶をかわす新城選手OGK KABUTO ツール・ド・フランス2009応援ブログ-第3ステージのゴール