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こ〜じ登場!

ツール・ド・フランス2010 第20ステージ ダイジェスト

コンタドールが2年連続ツール制覇
ユキヤが日本人初の2年連続ツール完走!

7月25日、第97回ツール・ド・フランスは終着地パリに到着。最後はシャンゼリゼ大通りで盛大なスプリントバトルと表彰式が行われた。

3週間に渡って行なわれるグランツールの最終日は、ほぼ決まって平坦コースで行なわれる凱旋ステージ。長い闘いを終えた選手たちが互いの健闘を称えながら、パリのシャンゼリゼに向かってパレードする。

2年連続ツール完走に向かって走る新城幸也(Bboxブイグテレコム)も、マイヨジョーヌのアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)と並走して写真撮影に応えたり、他の選手たちと談笑したりとリラックスモードで走行。チームメイトでフランスチャンピオンのトマ・ヴォクレール(フランス)に「こちらは同じ年にジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを完走した初めての日本人だよ!」と紹介されるシーンも。

やがて170名の大集団はマイヨジョーヌ擁するアスタナを先頭にシャンゼリゼに突入。凱旋門をバックにしたシャンゼリゼ大通りやコンコルド広場、ルーヴル美術館の横を駆け抜ける周回コースを8周してゴールとなる。このシャンゼリゼ周回コースに入るとステージ優勝争いが活発化するのが通例で、アタックの応酬の末に10名が逃げる展開に。しかしメイン集団はスプリンターチームがしっかりと指揮を取り、最終周回で逃げを捕まえた。

最後は大集団でのスプリント勝負に持ち込まれ、圧倒的な加速力を発揮したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームHTC・コロンビア)が優勝。集団前方でスプリント争いに加わったセバスティアン・テュルゴー(フランス)は13位、ユキヤは16位に入った。

今大会、ユキヤは6ステージでトップ20に食い込んだ。最高成績は第11ステージの6位。最終的にトップのコンタドールから3時間13分20秒遅れの総合112位でレースを終えた。

ユキヤは日本人として史上初となる2年連続ツール完走、ならびに日本人史上初ジロ=ツール同年完走を達成。Bboxブイグテレコムにとっても、ピレネー山岳ステージ2連勝、そしてアントニー・シャルトー(フランス)の山岳賞獲得と、大成功のツールとなった。

text:Kei Tsuji

ツール・ド・フランス2010 第19ステージ ダイジェスト

最終個人TTはカンチェラーラが圧勝 ブイグはメンバー全員が完走に王手!

最終日前日の7月24日に行なわれたツール・ド・フランス第19ステージ・個人タイムトライアルが52kmのフラットコースで行なわれた。下馬評通り、世界チャンピオンのファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)が52kmの「時間との闘い」を制した。

総合争いを決定づける最終個人タイムトライアルの舞台となったのは、ワインの産地として名高いボルドー近郊。街の中をスタートし、ワイン畑を突き進む52kmのフラットコースで行なわれた。

総合下位の選手たちからスタートする中、アルカンシェル(世界チャンピオンジャージ)のカンチェラーラが1時間00分57秒のトップタイムをマーク。平均スピード51.2km/hを記録したカンチェラーラがステージ優勝に輝いた。

Bboxブイグテレコムはセバスティアン・テュルゴー(フランス)がトップのカンチェラーラから5分02秒遅れのステージ24位。新城幸也は9分07秒遅れのステージ126位でレースを終えた。どの選手も無事に第19ステージを終え、パリ・シャンゼリゼにゴールする第20ステージを残すだけとなった。

ステージ2勝、山岳賞ジャージ獲得(ほぼ確定)という好成績を残したBboxブイグテレコムは、9名全員でパリに凱旋することになる。ロッテルダムをスタートした198名の選手のうち、現在レースに残っているのは170名。フルメンバーを残しているのはBboxブイグテレコムを含めて8チームだけ。Bboxブイグテレコムはチーム総合成績で22チーム中10位につけている。

text:Kei Tsuji