LUMIX G9 PROで撮り歩き パナソ二ック初の高速マシン 超望遠ズーム登場で本領発揮! | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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東京荻窪にあるカメラ専門店、カメラのさくらやです。
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日頃当店をご愛顧頂き誠にありがとうございます。

 

「撮影者の意思に呼応するような機動力と操作性を備えたハイエンド・ミラーレス一眼 」というキャッチコピーを引っ提げ颯爽とデビューしたLUMIX G9 PROは2018年1月の発売以来 好調な販売成績を収めており、この度カメラグランプリ2018【カメラ記者クラブ賞】を授賞しました。静止画フラッグシップ機を謳うG9 PROですので交換レンズはLEICA DGレンズがおススメ!

その中でも最新のLEICA DG2.8-4.0シリーズズームレンズがベストマッチです。

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH.

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

 

3本のうち、注目度NO1は鉄道、野鳥、飛行機等の撮影に最適なLEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS!高速マシンG9 PROの本領が発揮できる100-400ミリ相当の超望遠ズームレンズです。

早速このレンズを持って初夏の山口線に行ってまいりました。

 

宮野-仁保

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/1000秒 F3.6 ISO400 L.モノクローム Yフィルター

 

G9PRO、今までのLUMIX一眼のイメージを覆す贅肉を削ぎ落した精悍なフォルムはまるで獲物を狙う豹のようです。

露出モード、AFモード、ISO感度。ホワイトバランス、連写、露出補正等、頻繁に切り替える必要がある機能は全てボデイ上部のボタン、ダイヤル、レバーに振り分けられており直感で操作できます。電源スイッチはLUMIX初!(たぶん)ニコンと同じくシャッターボタンの側に設けられているので、カメラをホールドしながら電源ON OFFが可能となり大幅に便利になりました。

電源を入れてファインダーを覗くと高精細368万ドット0.83倍の美しく大きいファインダー像に度肝を抜かれました。

AFは被写体を追いかけるAFC、AF追従連写は秒20コマ(電子シャッター)秒9コマ(機械シャッター)が選択できますが、速度の遅いSLなので秒9コマにセット、AFモードは1点を選びますが、ジョイステイックでピント位置を瞬時に変更できるのが嬉しいです。

さあいよいよSDカードを装着して撮影開始です。

 

 

 

宮野-仁保

2017年秋に40数年ぶりに本線復帰を果たしたD51200号機、昨年は2日間の運転にとどまりましたが、今年は3/24の運転初日から5月いっぱいまで、12月にも運転予定が組まれておりいよいよ本格復帰です。今回は山口線が初めての当店スタッフも参加しているので定番中心という事でまずは有名撮影地の「大山路」へ、ほぼ定刻にD51200は無事にやって来ましたが、汽笛の音色やドラフト音がいま一つ元気がありません。勾配区間なのですが煙控えめでした…

 

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/1300秒 F4.0 ISO200

 

 

徳佐-船平山

ここも有名撮影地、駅を発車してすぐなので盛大な煙が期待できますが、この日は無煙…撮影後一同無言でした。

D51200と反してG9PROはすこぶる好調、今回の撮影は全てオートフォーカスを使用していますが、このように列車が横切るような構図でも軽々とピントが合ってしまいます。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/800秒 F5.0 ISO200

 

 

津和野-船平山

昼食をはさんで気を取り直して復路の撮影、津和野駅を発車した列車は津和野盆地を越えるため急勾配が続きます。

ここも煙は少々もの足りませんが、快晴順光の絶好のコンディション、D51200の凛々しい姿がより栄えます。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS、今回の撮影はほぼ全カット開放絞りで撮影しているのにも拘わらず、色ののりも良く、クリアで抜けの良い描写にビックリ!本体重量もわずか655g、これぞ「羊の皮を被った狼」です。


LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/400秒 F4.0 ISO200

 

 

篠目ー 仁保(敷地外から撮影)

SLの写真を撮っている人なら誰でも一度は行ってみたい篠目-仁保の直線、通称「篠直」 この日は残念ながら後ろが透けて見える薄い煙でした。

SLの部分が陰っていて後部に日が射しているこのシーン、ハイライトの飛びが抑えられていて、ダイナミックレンジが25%拡大したG9PROの実力を垣間見ました。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/320秒 F3.6 ISO320

 

 

宮野-仁保

国鉄が製造した最後の気動車「キハ40」全国津々浦々で活躍しておりますが、各地で新形式のへの置き換えが始まっておりこれも撮っておきたい車両です。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/1300秒 F3.6 ISO400

 

 

宮野-仁保

前日は控えめの煙の連続だったので不安を抱きつつD51200を待ちますが、最初に聞こえてきた汽笛の音色は昨日とは明らかに違う力強いものでした。その後聞こえてきたドラフト音もリズミカル、遠くの方に吹き上がる煙も見えてきました。D51200は期待を裏切らない素晴らしい煙で目の前に現れました。

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/1000秒 F3.6 ISO400

 

 

長門峡-渡川

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

1/500秒 F5.6 ISO200

 

 

津和野-船平山 

前日の煙が物足りなかったのでもう一度同じ場所でチャレンジ、天を突くような煙でD51200がやって来ましたが、風で煙が曲がってしまいました。SL撮影の宿命ですが、せっかく晴れても、煙が出ても、風で流れてしまうと少しガッカリします。まあ煙が曲がったお陰でバッグの新緑が隠れないで良かったという事にします。

まだまだこれから撮る機会もあると思うので次回にリベンジですね。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/200秒 F4.0 ISO200

 

 

篠目ー 仁保

日が長くなったこの時期でも山間部に入ると日陰になります。ホワイトバランスを微調整して夕方の雰囲気を強調してみました。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS

1/100秒 F4.0 ISO200

 

 

小京都 津和野

「DISCOVER JAPAN 美しい日本と私」今から50年近く前の国鉄のキャンペーンですが、そのブームに乗って大勢の観光客が押し寄せた島根県の山間部の小さな城下町「津和野」がSLやまぐち号の終着駅です。その当時ほどではありませんが、今でも人気の観光地、美しい城下町はフォトジェニックです。ここで活躍したのがLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.35ミリ換算24-120ミリ相当、G9プロとのコンビだと6.5段分相当の手振れ補正も効くので室内、夕景、夜景まで手持ちで撮れてしまいます。

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

1/800秒 F4.0 ISO200

 

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

1/800秒 F3.3 ISO200

 

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

1/500秒 F3.0 ISO200

 

 

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

1/200秒 F4.0 ISO200 L.モノクローム

 

 

まとめ

「撮影者の意思に呼応するような機動力と操作性を備えたハイエンド・ミラーレス一眼 」というキャッチコピーには偽りはありませんでした。

操作性が良くキビキビ動く高速AFにはビックリ、独自の空間認識AFの実力はとてつもない物でした。飛行機やレースカー、野生動物等動きの早い被写体にも余裕をもって対峙できそうです。

 

さらになんと言っても圧倒的な機動力がアドバンテージ、ライバル機に比べて大幅にに軽く、これなら長時間の手持ち撮影も苦になりません。

 

キヤノンEOS6DmarkⅡ+ EF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM        2.25㎏

ソニーα9+FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS                 1.98㎏

LUMIX G9 PRO+LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS  1.24g 

 

12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.Sを加えても1.896㎏とシステムの大幅な軽量化が実現できます。

 

今回は使用できませんしたが6Kフォト、ハイレゾモード等も大きな魅力、細かい所ですがUSB給電も出来るので天体撮影等で威力を発揮してくれる筈、その他Fnボタンも19個 102種類の項目から登録できるので自分の好み、癖に合わせてカスタマイズできます。

 

動体撮影からスナップ、ネイチャーフォト、ポートレイトまであらゆるジャンルの撮影をラクラクこなすG9 PROは優秀な撮影のパートナーになってくれる事を確信しました。自信を持ってお薦め出来る1台です。

 

 

 

カメラ内RAW現像

今回お見せしている写真はRAWモードで撮影してカメラ内現像でJPEGに変換しています。

G9PROにはパソコン用の現像ソフト 「SILKYPIX Developer Studio SEバージョン」 が提供されていますが、仕上がりの絵はカメラのエンジンの色と若干異なります。 今回はG9PROの絵作りを生かすためカメラ内RAW現像を使ってみましたが、これが驚きの使い勝手の良さ!!!

ジョイステイックとタッチ操作を併用してサクサク作業が出来ます。パソコンが使えないのでRAW現像を諦めている方もいらっしゃるかと思いますがこれなら気軽にRAW現像を楽しめます。

詳しくは動画をご覧ください。

 

 

 

 

LUMIX G9 PRO VS オリンパス OM-D E-M1 MkII

今回の撮影はG9 PRO最大のライバル オリンパス OM-D E-M1 MkII も並べて撮影しました。

マイクロフォーサーズ規格で似た性格のカメラが2機種 しかも同じ価格帯なので迷うところだと思います。

結論から言うと優劣はつけがたいですが、レンズのラインナップの焦点距離、仕様が微妙に違うのでその辺がポイントになるのではないかと思います。鉄道写真撮影で出番が多い、オリンパスM.ZD ED40-150/2.8PROとLEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200/2.8-4.0 P OIS、オリンパスの方が200gほど重たいのですが三脚座が付いているので、三脚使用の撮影の際はこちらが便利です。手持ち撮影が主体でしたら軽いパナソニックが有利、しかもテレコン無しで400ミリ相当までカバーします。普段使いの標準ズームはオリンパスは24‐200ミリ相当、パナソニックは24-120相当ですが240g軽いので取り回しが楽です。ボデイ性能、描写性能はほぼ互角だと思いますので、ご自分の撮影スタイルに合わせて決めて頂くのが宜しいかと思います。ご存知の通り両機は同じマウントを採用しているので互換性はあるのですが、最新の手振れ補正やAF方式が異なっているので、一部フルスペックで使えない機能が発生してしまいました。同じマイクロフォーサーズ陣営の中でしのぎを削るのは良いことですが、完全互換は維持して欲しかったです…

 

津和野-船平山 

M.ZD ED 300mm F4.0 IS PRO

1/400秒 F4.0 ISO200

 

 

長門峡-渡川

M.ZD ED40-150/2.8PRO

1/500秒 F4.0 ISO200

 

宮野-仁保

M.ZD ED40-150/2.8PRO

1/640秒 F2.8 ISO200

 

おまけ

津和野駅界隈には数多くの食事処がありますが、今回訪れたのはこの2軒

 

「田舎もん」さん

国道9号沿い大鳥居の前にある、アットホームな洋食屋さん♪

メニューも豊富ですが私はステーキ定食980円也 しか食べた事がありません

撮影時のスタミナ補給はこれを食べれば万全です。

 

「つるべ」さん

津和野の町中にある有名うどん店

柔らかい食感が新鮮♪美味しいです。

カレーうどんが有名ですが、暑いときはやっぱザルですね。

 

 

 

パナソニック LUMIX G9 商品ページ

 

最後までご覧いただきありがとうございました。