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東京はすっかり春めいてまいりましたが、まだ雪が残る磐越西線へ蒸気機関車の撮影に行って参りました。
新潟と会津若松を結ぶ「SLばんえつ物語」は1999年から運転開始 4月~11月の休日を中心に運転されている人気の列車です。
今回は4月からの運転スタートを前に3月17日に実施された試運転列車の撮影です。
鹿瀬ー日出谷
ヘッドマークを装着しない試運転列車なのでどうしても顔のアップを狙いたくなります。
M.ZD ED40-150/2.8PRO F4 1/1000秒 ISO200
山都ー喜多方
慶徳トンネルへ向けての勾配区間、リズミカルなドラフト音を奏で力行してきましたが、少し煙が物足りなかったです。
M.ZD ED40-150/2.8PRO F4.5 1/800秒 ISO320
喜多方―山都
初めて訪れた撮影地、会津盆地を一望できる絶景でしたが、線路際に電柱や雑木が多く、シャッターポイントが限定されます。
M.ZD ED40-150/2.8PRO F4 1/400秒 ISO400
上の写真と同じ場所から、トンネル寄りの築堤を600ミリ相当で狙います。
こちらの方がスッキリ撮れますが、築堤に雪が無く白煙に変わってしまいました。
M.ZD ED 300mm F4.0 IS PRO F4 1/400秒 ISO400
日出谷ー鹿瀬
有名撮影地を600ミリ相当のアップで狙います。
初代E-M1を使用していた頃はこのレンズを装着しての撮影の際はAF性能が追い付かずピンボケ写真の山を築くことが多かったのですが、E-M1markⅡならほぼ100%ジャスピン、安心して使えるので出番が大幅に増えました。
M.ZD ED 300mm F4.0 IS PRO F4 1/400秒 ISO1000
三川ー五十島
日が暮れてから暗闇になるまでの時間帯、この日は曇天だったのでドラマチックにはなりませんでしたが、ホワイトバランスを晴天にセットして青味を強調しました。
1分単位で露出が落ちるので、露出の値を見ながらISO感度を調節、ISO2000で落ち着きました。高感度が弱いと言われている、スモールフォーマットのマイクロフォーサーズですがこの程度でしたら全く問題ありません。
M.ZD ED40-150/2.8PRO F2.8 1/160秒 ISO2000
まとめ
E-M1markⅡ AF性能、連写性能については、ほぼ完璧で鉄道写真の撮影なら難なくこなします。
今回新たな発見はM.ZD300ミリF4PRO ISは鉄道写真でもかなり使える、という事です。
カメラグランプリ2016受賞で描写性能は折り紙付き!
わずか1.27㎏の軽量に加え、最強6段の手振れ補正搭載のお陰で圧倒的な機動力を実現しています。600ミリ相当ですが、実際は300ミリなので圧縮効果がきつくなく、編成が芋虫みたいにならず、より自然な描写になるのも好印象です。
このレンズなら傑作を物にできる、そんな思いにさせてくれる「M.ZD300ミリF4PRO IS」 今年は出番が増えそうです。
おまけ
「旅の楽しみは食にあり」といいますが、磐越西線といえば山都の蕎麦か喜多方ラーメン。
この日は寒かったので喜多方ラーメン「はせ川」さんに行きました。
このお店が美味しいと知人に教えてもらい、初めて訪れたのが2年前、ところが人気店なのでその日はチャーシューが完売、かけラーメンで我慢しました。
今回やっとチャーシューが食べられて大満足でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。